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2011年5月5日木曜日

「パウル・クレー展」 @ 京都国立近代美術館

平安神宮に近い 京都国立近代美術館 で開催された 「パウル・クレー展」に行ってきた. クレーの創作の過程を 見せるような展示になっており, 単なる絵画ではない不思議さを感じた

クレーの作品で変わっているところとして, 例えば 1 度描いた絵画を切り離して複数の別の作品に 仕上げたり, 切り離したものを貼り直して 1 つの作品に再構成したりする点がある. 抽象的な絵画を 切った貼ったして完成に仕上げていく過程は, なんでそんなことをするのだろう? という思いを 抱かせる

また, ある作品の裏面に別の作品が描かれていたり, 黒の油絵の具で作ったカーボン紙で デッサンを転写して作品を作るなど, 制作過程にこだわり (?) を感じる作品も多く, 今回の クレー展ではそのような制作過程を意識した展示になっていた. 「なぜそういうふうに描くのか?」と 考えても分からないのだが, いつもと違う切り口で絵画を見るのは新鮮だった

2010年8月15日日曜日

「ブリューゲル版画の世界」展 in Bunkamura ザ・ミュージアム

「ブリューゲル版画の世界」展に行ってきた. 新聞や駅の広告では, 奇想天外な銅版画が使われていたが, 私が見た印象としてはそういうものはむしろ少数派で, 田園風景などの版画などが多かったように思う. 16 世紀に制作された精緻な銅版画を生で見ることができて, 非常に良い経験だった.

例えば影はベタで塗ることはできないので, 細い線で陰影を表現する. そんな表現の 制約の中でも, 奥行き感のある版画を作れるというのは驚きだった

2010年8月13日金曜日

「オルセー美術館展 2010」 @ 国立新美術館

東京・六本木の 国立新美術館 で 行われている「オルセー美術館展 2010」へ 行ってきた. 会期末が近いこともあり, 夕方に行ったのにも関わらず, 入り口では 70 分待ちと言われる. 仕方がないのでそのまま並んでいると, 結果的には 30 分くらいで中へ入ることができた

オルセー美術館から有名な絵画が来ているということだけで見に行ったのだが, 実は私は絵画に対してはポジティブでもネガティブでもなく, ニュートラル. ゴッホの自画像など有名な絵もあって「おぉっ」とも思ったが, 一番気に入ったのは ヴァロットンの「ボール (ボールで遊ぶ子供のいる公園)」かな? 上から俯瞰する視点と, 日常を切り取った何気ない風景が良かった

昔そこに建っていた旧陸軍の建物が, バームクーヘンの一片のように切り取られて保存されている姿も面白かった

2009年9月22日火曜日

スタジオジブリ・レイアウト展

サントリーミュージアム天保山 で行われている, スタジオジブリ・レイアウト展に行ってきた

ナウシカ, ラピュタからポニョまでの映画の制作過程で使われたレイアウトの展示に加え, 宮崎らが関わったアルプスの少女ハイジや母を訪ねて三千里, 未来少年コナン, ルパンなどのレイアウトが展示してあった. 大人数による分業によって制作されるアニメにおいて, 監督の意思が末端までどうやって伝わるのか? ということを考えたときに, このレイアウトが 1 つの要になっていることがよく分かった

連休のど真ん中ということもあり, 混むことを想定して早めに家を出て, さらに入場券をミュージアム近くのローソンで購入. 確かにミュージアム内のチケット売り場は混雑していたが, 中は入り口付近を除いてそれほど混んではいなかった. むしろ, 近所の海遊館のほうが混んでいて, お昼の段階で入場は 70 分待ちになっていた

ローソンでチケットを購入するという技を身に付けたのだが, サントリーミュージアム天保山は近々休館となる. あと, 何回来られるだろうか?

2009年8月15日土曜日

「奇想の王国だまし絵展」 in Bunkamura ザ・ミュージアム

実家に帰省中, Bunkamura で開催していた「奇想の王国だまし絵展」へ行ってきた. 当初, 秋に 兵庫県立美術館 へ来たときに観に行こうと思っていたのだが, 特にやることもない帰省中に東京で開催されているのを知り, 初めて Bunkamura へ

絵の中に額を描き, 絵の中と外との境界を曖昧にしたものや, 壁や窓を本物らしく描いたもの, ある角度から見ると別の絵が見えるものなど, 遊び心に溢れた作品が多く, 楽しめた. エッシャーやダリという意外な画家の絵や, 日本の作品もあった

Bunkamura へ行くこと自体も今回が初めて (近くを通ったことは何度もあるけど). 1F は高級ブランドの売り場で場違いな気がしたが, B1 は (値段のレベルは分からないけど) 食糧品売場で, 東急百貨店の本店であることを再認識した

「妖怪天国ニッポン」 in 京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアム で行われている「妖怪天国ニッポン」という展示を見てきた. 春に 兵庫県立歴史博物館 で同じ展示があったのだが, うちからは少し遠く, 時間がとれなくて行かれなかった. しかし京都で公開となり, 念願かなってようやく行くことができた

展示品は妖怪に関する巻物や本などで, 古いものから最近のマンガまで様々な資料を一覧できた感じがした. 解説を読むと相互に影響を受け合って本が書かれたりしているようだったが, その関係をもっと分かり易く提示してほしかった

驚いたのは, 外国人の来館者が多かったこと. 京都の街自体も外国人観光客が多いが, それを割り引いても外国人の来館者が多いなぁという印象を持った. 受付の人が, 聞いた感じでは英語じゃないヨーロッパ語を話す来館者とスムーズに会話をしており, 受付のレベルの高さと, そういう人を配置しているミュージアムの体制に驚いた

「妖怪天国ニッポン」という特別展以外に, ここでは大量のマンガが集められていて, 自由に読むことができる. 面白い指向の建物だなぁと感じたが, 今後もどんどん増えていくであろうマンガをどうやって収集していくのかが課題かと思った

2009年6月28日日曜日

展覧会 2 つ

気になってる展覧会を 2 つ

サントリーミュージアム [天保山] ; 2009 年 7 月 25 日〜 10 月 12 日, 「スタジオジブリ・レイアウト展」. 「約 1300 点ものレイアウトを関西で初めて公開」という, ボリュームのある展覧会. 混雑を避けるため, 休みを取って平日に見に行きたい

京都国際マンガミュージアム ; 2009 年 7 月 11 〜 8 月 31 日, 「妖怪天国ニッポン ―絵巻からマンガまで―」. 兵庫での展示物をベースということなので, ちょっと楽しみ

2009年5月5日火曜日

ホール・オブ・ホールズ六甲

オルゴールのミュージアム, ホール・オブ・ホールズ六甲 へ行ってきた. ネジと歯車で動き, 突起が片持ち梁を弾いて音を出すというメカメカした機構に漠然とした興味を持っていたのだが, 実際に見てみるとこれが思った以上に面白い

普通に「オルゴール」と言われて思い浮かべるオルゴールに加えて, 「自動演奏装置」と言うべき大型の装置が動体保存されていて, 制御理論が体系化される以前の「からくり」的な要素がふんだんに詰め込まれた機械が, これでもかというくらい展示されている. 下の写真は, バイオリンとピアノの自動演奏装置の, バイオリン部分の拡大. 弓の代わりに輪状の要素がバイオリンの外側をくるくる回って弦を擦り, また空圧で動く部品が弦を押さえて音程を作るという仕組みだ

普通に「オルゴール」と言われて思い浮かべるオルゴールも奥が深くて, いろいろと細かい工夫が凝らされているのが分かった. 普通の曲をオルゴール用に編曲し, さらに多用する音は同じ音に複数の片持ち梁を割り当てるとか, 片持ち梁がいつまでも振動していると音がにごるのでそれを止める工夫など, 本当にいろいろある

時間に余裕があるときにもう一度行って, 1 日中演奏を聞いていたいという気分にさせられた. 所蔵している装置の図録 & メカニズムの解説書があったら迷わず購入していたと思うが, それが無かったのが残念

2009年5月4日月曜日

「20 世紀のはじまりピカソとクレーの生きた時代展」 @ 兵庫県立美術館

兵庫県立美術館 で開催されている「20 世紀のはじまりピカソとクレーの生きた時代展」へ行ってきた

20 世紀の代表的な画家たちによる絵が集まっていて, 私でも知っているくらい有名なところではピカソやシャガールの絵が見られる (当然, コローの絵もあるけど :-). シュルレアリズムの絵画が展示されている一画があり, キリコの絵もあるかなぁと期待したけど, キリコは無かった

クレーの作品では, 「赤いチョッキ」がユーモラスだった

2009年4月29日水曜日

「ムーミン展」残念だけど紹介だけ

大丸ミュージアム・東京で, 「ムーミン展」が開催される. 実は少し前まで大阪でも開催されていたのだが, 気付いたときには終わっていた (;_;) 残念

芸術新潮月刊モエ の最新刊 (5 月号) で, ムーミンが特集されている. 前者は書店で気付いて購入したのだが, 後者は今, ネットで検索していて初めて知った. 今度, 書店で探してみよう

それにしても, 東京近辺の人がうらやましい & ムーミン情報に対する私の感度低下が恨めしい

「高橋留美子展」紹介だけ

先日, 出張で京都方面へ行った帰り, JR の吊り広告に 高橋留美子展 が京都で開催されるという宣伝があった. 期間が短いし, 展示も原画のみのようだし, ネット通販されている展示会オリジナルグッズも「おぉっ」というものがなかったので, 今のところは行かないつもり

PIYO PIYO を, エプロンではなく, 何故に T シャツにしてしまったのか? (T シャツもありましたっけ?). 京都での展覧会なので, ロゴ入り竹箒も面白いかもしれない

2008年11月9日日曜日

高山サイエンスタウン公開

昨日, 高山サイエンスタウン内の NEC, 参天製薬の研究所と奈良先端大 (NAIST) と, 精華台の ATR の研究所公開を見てきた

参天製薬は, 目とリウマチに関する展示. 目薬の容器の変遷が展示してあり, ガラス瓶からプラスチック容器への変遷に興味津々. 出口のクイズに答えて, 記念品を貰いました

NEC は効率的な画像ブラウザや人脈マップなど. バザールでゴザールの着ぐるみを久しぶりに見た

NAIST は情報, 物質, 生物のあたり. 大学の研究になると一気に基礎的になり, 実用化の面でよく分からない部分もあったが, それが大学の良いところでしょう. 学生さんのわりには, 一般人に分かりやすく説明している人もちらほらいた

ATR は 3D ディスプレイや, ペンでモノを触ったときの触感を再現する装置, トゲトゲの伝播暗室や, ブロックを配列することで直感的にリズムを作る装置, ロボットなどが展示されていた. 新しいことをやりつつも, ATR は企業なので実用化 (研究成果をお金にかえる) を意識した展示が多かった. 技術の背景など何も知らない子供の興味をひきつける展示は, すごいと思う

知る人ぞ知る的な研究所公開だったが, 雨にもかかわらず老若男女様々な人が来場していた. 私自身も, 来年もまた見に行ければと思う

2008年9月28日日曜日

コロー展 @ 神戸市立博物館

2008/9/13 から神戸市立博物館で公開されている コロー展 を早速見てきた. 古代ローマが偲ばれるイタリヤの風景画, 自然豊かなフランスの風景画が good. 前景に樹木を配した風景画も, それによって奥行きが感じられていい感じでした

2008年8月17日日曜日

特別展「対決−巨匠たちの日本美術」 @ 東京国立博物館

東京国立博物館 で特別展「対決−巨匠たちの日本美術」を見てきた. 師弟関係だったり同時期に活躍した人の作品を並列で展示して見比べようという, ちょっと変わった企画. 企画者の意図通りというか, 比べることで同じところ・違うところが際立ち, 面白かった

一番の発見は, 右に風神, 左に雷神を配した屏風「風神雷神図屏風」には, 俵屋宗達によるもの (国宝) と尾形光琳によるもの (重文) の 2 種類があるということ. 同じ構図 (一方をベースに他方が描かれたから) なので, ぱっと見ではどっちがどっちかが分からないし, 今まで意識したこともなかった. 雷神の背中の後ろにある三つ巴の太鼓が, テクニカルイラスト的に正しいかどうかも気になってしまったけど :-)

この展示会にたどり着いたのは伊藤若冲や曽我蕭白というキーワードからだったのだが, 彼らの展示がそれほど多くなく, 残念. 蕭白はともかく若冲は国内に残っている作品が少ないので, 仕方ないか?

フェルメール展 @ 東京都立美術館

東京都立美術館 で, フェルメール展を見てきた. 初めて知ったのだが, フェルメールは作品数が少ないので, 今回の 5 〜 6 点という展示数でも多いほうとのこと. 同時期の他の人による絵画も多数展示されており, それなりに楽しめた

1 つ気付いたのは, 当り前なのかもしれないが, 作者の視点が人間の目の高さに固定されているということ. これにより絵を見る人が絵の世界に参加しているような臨場感は高まると思うのだが, 何となくワンパターン. 例えば高いところから見下ろすような絵画があっても, 面白いかと

あと, ピアノのような楽器に向かっている女の人の絵と同じ構図で, Note PC に向かって仕事をしている OL さんの絵を描いたら, 面白いのだろうか?

2008年5月4日日曜日

水木しげる記念館

連休中のイベントとして, 2008 年は鳥取・島根方面へ行ってきた. 鳥取は, 境港にある 水木しげる記念館. 水木しげるの生い立ちや, 妖怪たちが所狭しと展示されており, テンションが上がりっぱなし. 水木しげるが単なる妖怪好きなおじさん (失礼な表現ですが…) ではなく, 時代に合わせていろいろな苦労や努力をされて今に至ったことがよく分かった. 数年前に全国 (?) を巡回した「大水木展」の展示スペースが最近増設されたとかで, そちらの展示も非常に面白かった

[ねずみ男]

境港駅から水木しげる記念館までは, 妖怪たちのブロンズ像が置かれている. これは, ねずみ男

[街頭に描かれた親父]

アーケードにぶら下がっている電球にも, 妖怪たちの絵が

[交番にも鬼太郎の絵が]

交番にも鬼太郎の絵が描かれている. これ以外にも, 公衆電話ボックスが鬼太郎の家っぽかったり, タクシーの屋根の上に親父が乗っかっていたりして, 街中が妖怪化していた