2014年4月27日日曜日

私の中の矛盾

ロボットもののアニメの 1 話目は, おおよそ同じような進行になる. 未熟なパイロットが ロボットに乗り込み, 案外といい動きをして敵を倒すというストーリィが多い. 直近では シドニアの棋士 もそうだし, ヴァルヴレイヴ もそうだった. エヴァンゲリオンとか パトレーバーもそうだった. そして私は, ロボットものの新しいアニメを見て, この パターンを確認するたびに, 他の展開は無いのだろうかと考えていた.

一方, 私は, 新しいアニメを見続けるか否かを, 1 話目か 2 話目までに判断しようと 決めている. 見たいアニメを全部見るのは時間的に不可能なので早い時期に絞り込む のだが, 制作者側の「見続けて欲しい」という想いは 1 話目か 2 話目までに出てくる はずだと思い, そんなルールを自分に課している. しかし, ロボットもののアニメの 1 話目は おおよそ同じような進行になることを肯定しないことと, 制作者側の想いは 1 話目か 2 話目までに出てくるはずという考えは, 矛盾していることに気付いた.

魅力ある 1 話目の必要条件を考えると, 視聴者と同じ知識レベルの未熟なパイロットを 通して視聴者にストーリィに関する情報を与えつつ, ロボットが敵を倒すというまとまりの あるストーリィによって物語の世界観を提示することだと思う. このような必要条件を 満足することを考えると, ほとんど必然的に「典型的な 1 話目」にならざるを得ない のではないか? ということに気付いた.

ただそうであったとしても, いつかは違うパターンの 1 話目を見てみたいし, 仮に 典型的な 1 話目であっても違う味付けを味わいたい. そのためにも私は, それを味わう 能力を磨き続けていかねばならない.

# 今年 1 発目がこんなストーリィで良いのか, 少し悩んだ