2010年10月31日日曜日

Finland に行ってきました

まとまった休みを取って, フィンランドに行ってきました. 訪れたのはヘルシンキ, トゥルク, タンペレの 3 都市. ヘルシンキはフィンランドの首都であり, 大型の船が停泊する港町, トゥルクはスウェーデンの影響が 色濃く残っている古い町, タンペレは煙突が印象的な工業都市と, それぞれに個性的な街でした. 一般的に フィンランドの観光シーズンというと夏か冬で, この時期に都市をまわる観光客は少ない (もっと北へ行くと そろそろオーロラが見られるけど) らしいけど, 日本と同じように紅葉のシーズンで, どんよりと曇った日が 多かったけど, 美しい街並みを見ることができました

3 都市の様子はおいおい紹介することにして, まずは一般的な感想から

【食事】 ガイドブックに載っているようなフィンランド料理, 例えばトナカイ肉, 鮭, ニシンなどは全ておいしかったです. ただ夕食の量が日本人にとっては多めなので, 食事に対する 作戦としては, こんな感じにしていました

  • 朝食 ; ホテルでバイキング. 「全種類食べてやろう」と思うとお腹一杯になってしまうので, ほどほどに
  • 昼食 ; cafe でコーヒーとパンやケーキなどで, 軽めに
  • 夕食 ; レストランで食事. 昼食を軽めにしているので, 早めの 18 時くらいに. フルコースは 食べきれないので, 前菜 + メインとか, メイン + デザートとか

週末や遅い時間帯 (20 時以降) は混雑するので, お目当てのレストランがあるのなら予約する ほうが良いです. 私の場合は, 日中の観光で良さそうなレストランを探し, その日の夕食を予約するようなことを 繰り返してました

【お金】 フィンランドは, 北欧で唯一 (?) ユーロが使える便利な国です. クレジットカードもほぼ全てのお店で使用可能でした. ただし, 私の場合はたまたま 2 つの店で クレジットカードが機能しなかった (理由は不明) なので, 最小限 (例えば夕食を現金で払うとして 50 ~ 100 ユーロ/人くらい?) の現金を持っておいたほうが良いでしょう

IC チップ無しのクレジットカードの場合は, 身分証明書を見せるように言われる場合があるので, パスポートのコピーを持っておくと良いです. IC チップ付きのクレジットカードの場合は, 暗証番号の 入力を要求されると思うので, 要確認です. また IC チップつきの場合は端末を自分で操作する 場合が多いです. クレジットカードを挿して, 暗証番号を押すだけだと思います

【安全】 実感としては, 比較的安全な国だと思います. ただし, 当たり前ですが 一通りの注意 (暗いところに近付かない, 暗証番号を入力するときは周囲を気にする, 人前で財布を 広げない, 知らない人について行かない, etc...) は当然必要です

交通マナーは日本よりも良く, 信号無しの横断歩道の前で立っていると, 車は必ず止まって, 歩行者を 先に行かせます. ただし横断歩道の前に停止線が無いようで, 車が結構ギリギリのところで止まることもあります

【言葉】 公用語はフィンランド語とスウェーデン語ですが, 大抵は英語が通じます. ただし私の場合, 2 度ほど英語が通じない場面があり, それはどちらも固有名詞 (地名) でした. なので 場所を質問する場合などは, 地図を持って話をするのが良いです

【情報】 観光情報は, ホテルや街のインフォメーションセンターに山ほど 置いてあります. 私は観光名所やレストランの載った地図を貰って, それを使って観光したり食事の場所を 探したりしていました. またネット上にも情報が多く, 分からないことはメールで問い合わせると大抵は返事が 帰ってきます (私の場合は 100%). 分からないことは, 積極的に聞くのが吉です

【通信】 ホテルや cafe などでは, 無料で無線 LAN を使える場所も多いです (ホテルで チェックインのときに PC を持っているか聞かれて, Yes の場合は ID とパスワードをもらえるようでした). 一方, 公衆電話は日本よりも少ない感じで, 私は見つけることができませんでした (ホテルのロビーでも見当たらず). ホテルの部屋にある電話を使えばレストランの予約などは問題ないですが, 万一の備えをするならば, ケータイを持っていくと良いでしょう. 私は, 普段使っているケータイが世界対応のものだったので, それをそのまま持っていきました. フィンランドで電源を入れると自動でタイムゾーンや夏時間の設定をしてくれて 便利だったのですが, 日本に帰ってきてから時刻設定が自動で元に戻らずに, 手動でタイムゾーンを変更しました :-p. ちなみにフィンランドの人のケータイは, 多くがスマートフォンのようでした. フルキーボードが付いているの ですが, 「こんな小さいキーをどうやって押すんだ?」というくらい小さいキーでした

I've been to Finland. I visited three cities - Helsinki, Turku, and Tampere. Helsinki is the capital of Finland with harbors. Turku is an old city which was influenced by Sweden. Tampere is an industrial city with many chimneys. It is said that the best seasons to visit Finland are summer and winter. But in fall, you can see leaves changing its colors and falling like in Japan, which makes cities more beautiful.

夜のヘルシンキの大聖堂の写真です. This is a photo of Helsinki Cathedral at night.

2010年10月18日月曜日

平城遷都 1300 年祭

奈良県民, 奈良市民の義務として, 平城遷都 1300 年祭 に ようやく行ってきた. 平城遷都 1300 年祭と言っても有名なのは せんとくん くらいで, 会場では一体何が行われているのかがよく分からなかったのだが, 実際に行ってみることで 少しは分かった気がした

近鉄・大和西大寺駅から奈良交通のシャトルバスに乗って, 会場へ. シャトルバス内の アナウンスによれば, 1300 年祭は朱雀門や大極殿だけが会場というわけではなく, 奈良県内のいろんな神社仏閣が協力して 1 つのイベントを実施しているということらしい

これは, 大極殿を向かって右側から撮影したもの. 入場無料. いい天気. お年寄りと修学旅行生が 多かった. 修学旅行生は, こんないい天気なのに制服の上着を着せられて大変そうだ

エリア内にあるベンチ. 木の組み方がいい感じ

大極殿は無料だし, 有料の展示もそれほど高くないので, 行くことに対する敷居はそれほど 高くない. しかしこれだけではインパクトが不十分だと思うので, 他の神社仏閣ともうまく連携して, 多くの観光客を呼び込めれば, 奈良はもっと栄えるのではないか? そのためには道を 広くするとか, ホテルを作るとか, 課題は多いんだけどね

2010年10月17日日曜日

「音楽嗜好症」 (オリヴァー・サックス, 早川書房) 読了

音楽と脳の不思議な関係を, 精神科医が豊富な事例で説明している本. 事故にあってから頭の中で音楽が鳴り続けたり, 逆に音楽の一部の要素が 理解できなくなる人や, 精神病の結果として音楽が好きになったり 音楽の才能が開花する人がいるなど, 非常に興味深い

例えば, 歌ならば普通の人でも何十曲, 何百曲と覚えられるけど, 普通の小説では 1 ページを覚えるのも大変である. こんなことからも, 音楽には不思議な作用があることが実感できる

2010年10月10日日曜日

来年の手帳をどうするか?

今年も最後のクォーターに突入し, そろそろ雑誌でも手帳の特集が組まれるようになって, 来年の手帳をどうしようか少し考え始めている. 私が, 今, 使っている手帳やノートの類は 次の通りだ

  • いわゆる手帳 ; 何時に何をする (した) とか, 使った金額などをメモしている. 見開き 1 週間で, バーティカルタイプ
  • 業務用のノート ; 仕事でメインに使っている A4 方眼ノート
  • ToDo のノート ; これも A4 方眼ノートだが, 1 ページで 1 週間分の ToDo をメモしている
  • 本のメモ ; A6 サイズのノートで, 新聞などで気になった本や雑誌のタイトルをメモしている
  • 気付きメモ ; A6 サイズのノートで, 日々の生活で頭に引っかかったこととか気付いたことを メモしている. 使用頻度はそれほど高くない
  • 読書ノート ; 本を読んだら, 1 冊 1 ページ以内でメモを書く
  • A7 のメモ帳 ; 使い捨てのメモ帳. 電車の中とか, とりあえず何か書いておきたいときにメモ. 後でどこかに転記するのがルール
  • A6 のメモ帳 ; 最近仲間に加わったメモ帳. 業務用 A4 ノートを持ち運ぶには少し重いけど, それなりの分量のメモを取りたいときに持っていけるように購入. メモ後は切り離して, 業務用ノートに貼り付けるつもり
  • (ノートではないけど) 会社の web でのスケジュール管理システム ; 予定の記入は, 実は web がメインで, 手帳がサブになっている :-p

リストアップするとたくさんある. 実は紙の手帳は不要で, web に入力したスケジュールを 定期的に印刷して持ち歩けば OK という気がしている. また, 最近購入した「A6 のメモ帳」を 手帳と一体化 (後でリフィルを追加できるようにすれば良い) すると楽になるという気もする.

もう少し悩んでみます

2010年10月3日日曜日

「日本人へ・国家と歴史篇」 (塩野七生, 文春新書) 読了

文藝春秋に連載されていたものを, 1 冊の本にまとめたもの. イタリアからの視点で日本を捉えた言葉が, いちいち腑に落ちた. 特に, 外交問題が顕在化している今日に, 強い説得力を持つ言葉が 多かった

何事も, 完璧を期している限りは実現しない, とか, 全員を救おうとすれば一人も救えなくなるという, 人間社会の厳しい現実 (事業仕分けに対して) など, 肝に命じておくべき言葉がたくさんあった. 「日本人へ・リーダー篇」というのも出ているので, 読んでおきたい