前作「イノベーションのジレンマ」を読んで感動したのだが, 「イノベーションのジレンマ」だけ 知っていれば大丈夫だろうと勝手に思い込んで「イノベーションへの解」は読まずにここまで 来てしまったのが非常に悔やまれる. むしろ「『イノベーションのジレンマ』を受けて, どう アクションすべきか」 (すなわち, 本書のタイトルにもなっている「解」) は本書に書かれており, 非常に実践的である
本書では破壊的イノベーションをさらに深く考察し, 顧客・事業範囲の設定方法や コモディティ化の回避策, そしてイノベーションを進めるための組織・戦略について 記載されている. 特に私にとっては顧客についての考え方とコモディティ化についての 考え方が非常に参考になった. 顧客の要求レベルに対し, 自らが手がける商品・サービスが どのレベルにあり, それを受けて何をすれば良いか? を考えるきっかけとなった
今後も, 適当な機会に 3 部作を読み返して, 頭をリフレッシュしていこうと思う