2010年11月28日日曜日

工業英検 1 級, ダメだった (;_;)

Title Only

今回も判定は A で, 2007 年, 2009 年に続き, 3 回目の A 判定落ち. 昨年の 不合格を踏まえて, 今年は勉強スタイルを変えてみた

  • 準備を 6 月からスタート. 毎週 1 回分の過去問を解いた
  • 勉強する過去問を過去 4 年に絞り, 同じ問題を繰り返して解くことで回答スピードを 上げていった

結果的に回答スピードは上がったのだけど, レベルは自己満足で, 1 級に達していなかった ということだろう

じゃあどうしよう? と思い, 自己満足を break するには外部の講習でも受けるべきかと 考え, テクニカルライティングの教育について調べていたら, 日本テクニカルコミュニケーション協会 (JATEC) というのを 発見し, そこでも年 2 回の試験を行っていることを初めて知った. 問題の毛色も工業英検と少し違う ようなので, 工業英検慣れしてしまった体をリフレッシュするために, 来年 5 月には JATEC の試験を 受けてみようかと思う

また工業英検に戻るなら, Aquaries という ところでも, 講習会を行っているようだ

ちなみに来年は, レベルがどうこうというのは置いといて, 技術士の試験も受けてみようかと 思っている

2010年11月27日土曜日

「悪の教典 (下)」 (貴志祐介, 文藝春秋) 読了

蓮実の行動に不審をもった生徒たちが蓮実のことを調べだすが, 蓮実に殺されてしまう. そんな中, 文化祭の準備でクラス全員が学校に集まった夜, 生徒の不信感をどうしようも できなくなったとき, 蓮実は point of no return を越えていく

慌てる生徒と冷静な蓮実のコントラストが不気味さを増長させていた. 最後に残った 希望も, 蓮実がスタートさせた次のゲームによって恐怖に変わってしまう. 読み始めたら 止まらない, ひきつけられるストーリィではあったけど, 前半の緻密さに対して 後半はちょっと大味だったかなと思う. ともあれ, 第 1 回・ 山田風太郎賞 受賞と いうことで, めでたい

2010年11月23日火曜日

「悪の教典 (上)」 (貴志祐介, 文藝春秋) 読了

高校の英語教師, 蓮実聖司は, 生徒からの人気も高く, また同僚の先生からも 信頼されている. しかし蓮実は, 自分の目的のためには何事も平然と行う人間であり, 高校を自分の王国とするためにあらゆることを行い, そして邪魔な者は排除していった

細かいストーリィは忘れてしまったが, 「黒い家」をさらに真っ黒にしたような 話だと思う. 「頭の良さ」や「冷徹さ」というのはどこにでもあり, それが共存する 人間もありふれていると思うけど, 一見ありふれた人間が突き進んでしまうあたりに 怖さを感じるのか?

上巻の後半では, 私の目から見れば実力行使が多くなりすぎて, つじつまを合わせるために 余計に残酷な方向に進んでいるように感じる. 下巻で, どのように話が収束するのかを 楽しみにしつつ, point of no return を越えていきます

2010年11月21日日曜日

「日経ビジネス Associe 2010/12/7」読了

出張のとき, 移動時間の暇つぶしに, 久しぶりに 日経ビジネス Associe を購入. 特集は「新・整理術」

本誌にも書いてあったが, 「整理術」の歴史は短くなく, 私も同様の本や雑誌の特集を これまでに何度か読んできた. そういう理由もあって, 新発見と呼べるようなものはあまり なかったけど, 頭の整理にはなったかと思う. 例えば引き出しの中にしまっている 電卓やハサミ, ホッチキス (ステイプラ) は机の上のペン立てに立てておけば使いやすいという 発想は, 今後生かしていきたい. その前に, 机の上を占拠している, ここしばらく見ていないような 書類の山を何とかしないと

特集以外に, ある人物に焦点を当てた記事が多く, 今号はむしろそっちのほうが 面白かったように感じる. 巻頭の水木しげるを始め, 麻雀の桜井章一さん, CoCo 壱の店長さん, 水泳コーチの平井伯昌さん, Facebook 推しの勝間和代さんなど, いろいろ勉強になった

「日経ビジネス Associe」は「日経ビジネス」の弟分 (?) 的位置付けのため, リーダー視点というよりもフォロワー視点の記事が多い. そろそろ私も, Associe を卒業する 年頃か?

2010年11月14日日曜日

工業英検 1 級・1 次試験終了

工業英検 1 級の 1 次試験を受けてきた. 大阪会場は, 70 〜 80 人程度の受験者だった. 各問題に対する私の感想は, 次の通り

  1. 和訳. 化学物質が体にいろんな影響を及ぼすという文章. 文章自体はそれほど 難しくないけど, 単語 (腎臓とか肝臓とか) が難しくて時間がかかった
  2. 長文要約 1. 効率的な水の電気分解の方法が開発されて, それが太陽や風力を使った 分散型発電のエネルギ貯蔵に使えそうという話. いろいろ考えて要約したのだが, 結局はざっくりとした英文になってしまった
  3. 2 文を繋げる. 3 問とも, 似たような構造の文章で, 一見すると順接か逆接で繋げば 繋がりそうだった. 少し考えたけど, シンプルに繋げば良かったのかもしれない
  4. 長文要約 2. 量子力学に関する文章で, 話題自体が難しい. 全体を見たつもりだが, 結果的に部分抽出で要約してしまった
  5. 簡潔な文章化. エクササイズにはいろいろ良いことがあるという文章. 同じような 構造の文章が続いたので, 文章をまたいで簡素化することもできたと思うが, それをする勇気はなかった :-p. 簡素化の技を駆使するような英文ではなく, 単にくどいだけの文章だったように思う
  6. 和文英訳 1. 音は横波ではなく, 縦波だよという文章. 「空気分子」なる単語が, そもそも正しいのか, 少し悩んでしまった. 「空気を構成する気体分子のことだろうなぁ」と 意を汲んで, そのまま air molecules としたが, 良かったか? 「横波」, 「縦波」が そのまま和英辞典に出ていて, 助かった
  7. 和文英訳 2. (c) を選択. モバイル機器のバッテリ残量表示は正確さが大切という文章. 「残量」の英語表現に苦しんだ. the amount of battery remaining in mobile equipment とか, rest quantity of battery とか書いてみたが, 怪しさがにじみ出ている

「今年は『はやぶさ』が出題されるだろう」というヤマは外れた :-p

2 問目の長文要約以外を終えたところで, 残り 35min. 過去問を繰り返し解いた成果は 一応出ていて, 問題を解くスピードと英文を書くスピードは速くなったと思う. 長文要約を じっくり考えて, 残り 10min. 後は文章自体を見直して, 単数複数や冠詞のミスを修正して time up

昨年の実績で言うと, 2 週間以内に結果が到着. ドキドキして待ちます

2010年11月13日土曜日

「かもめ食堂」 (群ようこ, 幻冬舎) 読了

主人公の女性が, ヘルシンキでカフェを開業. 最初の頃はお客さんがゼロの日が続いたが, 日本オタクのフィンランド人学生が来たり, ヘルシンキで偶然知り合った日本人女性が 一緒に働くようになるうちに, 徐々に客が増えていく. いろいろなハプニングに見舞われながらも, 充実した毎日を過ごしていく

現実にはなかなかないようなことが, あたかもごく普通のことのように淡々と描かれていて, 面白い話でした. 「国敗れて山河あり」ではないが, 人生いろんなことがあるけれど, 日常は 淡々と流れていくし, そのうち何とかなるもんさということか

ちなみにヘルシンキには, 映画「かもめ食堂」の撮影で使用した cafe が残されていて, お店には「かもめ食堂」というロゴも残されている. ただ私の印象では, 適当にヘルシンキを 歩いてたどり着けるような場所ではなく, ちゃんと地図 (と休業日) を確認しないと到達できないと 思います :-)

マイ手帳

2010 年 11 月 11 日の 日経新聞 夕刊に, 手帳の カスタマイズ法が紹介されていた. 備忘録ということで, リンク先だけ残しておく

大きさなどは別にして, DIY NOTE のような 自作 という発想が面白いと思う

2010年11月7日日曜日

Finland - Tampere

最後はタンペレ (Tampere). 2 つの水位の違う湖を利用した水力発電により, 早くから電気が使えたため, 工業で繁栄した街です. 街を見渡すと, 下の写真のような 煙突が何本も見えます

【タンペレ市立美術館ムーミン谷】 タンペレを訪れた理由の 1 つは, タンペレ市立美術館ムーミン谷 に 行くため. 駅からはちょっと遠いけど, 歩いて行ける距離のところに, 図書館に併設されています. 入り口には, ムーミンの小さな銅像が立ってます

展示の内容としては, ムーミンのお話の名 (?) 場面を再現した箱庭のようなものが数十個展示されて います. 1 つ 1 つが非常に良くできていて, また入り口で各場面を説明した冊子 (日本語での 記述もある) を借りられるので, 説明を読みながら展示を見るのは非常に楽しいです. それ以外にも, トーベ・ヤンソンの挿絵の原画なども展示されてました (常設ではなく企画展だったのかも しれません). それを見て再認識したのはミーの底抜けの明るさ (それの度が越えると, 周りに 迷惑がかかることもある) で, 1990 年頃にアニメ化された「楽しいムーミン一家」 (フィンランドで 毎朝放送されていました!) ではそのあたりがよく表現されていたのかなと感じました

ここの入り口に郵便ポストがあるのですが, ここに葉書を投函すると, ムーミンの 消印が押されます. 私は自宅に葉書を送りました

またムーミングッズのお店もあるので, お土産を探すのも good. タンペレまで来た場合, もしムーミンのタオルや寝具 (ベッドカバー, 枕カバーなど) を探すのならば, 近くにある フィンレイソン のお店まで行くのが良いでしょう

ちなみに街の電飾にも, ムーミンを発見. でもまだ準備中なのか, 光ってませんでした

【ヴァプリイッキ】 ムーミン谷以外でお薦めなのは, ヴァイプリイッキ という博物館. 工業都市・タンペレの歴史が, 工業面や戦争面で様々に展示されていて, ボリューム満点. アイスホッケーや子供のおもちゃ, 靴の展示などもあって, 面白かったです. 喫茶スペースが 広めなので, コーヒーだけでも, しっかり昼食でも OK

2010年11月6日土曜日

Finland - Turku

次は, フィンランド南西部の都市, トゥルク (Turku). トゥルクは, 昔, スウェーデンが フィンランドを支配していたときに拠点となった都市で, スウェーデンの雰囲気が残っている そうです. 例えばトゥルクには「オーボ」というスウェーデン語の都市名も残っています

【トゥルク城】 というわけで, トゥルクのランドマークと言えば, 港の近くにある トゥルク城. 非常に昔の趣が感じられますが, トゥルク城の見学で 注意しないといけないのは, 見学コースがとても長いこと. なので, 見学に際しての 注意点を挙げたいと思います

  • 体力のあるうち, 例えば朝一番とかに行きましょう
  • 体力を温存するため, 徒歩ではなくバス (市バス 1 番, 港行き) かタクシーで行きましょう
  • 見学前にトイレを済ませましょう
  • 見学コースは, 城の中を上下にまわるコースと, 展示エリアをまわるコースの 2 つが あります. 最初の城の中を上下にまわるコースで疲れてしまったら, 十分に休憩を取りましょう

展示は非常に面白くて, お城の歴史以外にフィンランドの風俗なども展示されているのですが, ただ非常にボリュームが多いので, 気を付けましょう

おまけの情報として, トゥルク城の cafe は, Fazer が 経営しています. ケーキとかおいしかったです

【トゥルク大聖堂】 高くそびえる トゥルク大聖堂 は, 大聖堂の中だけ ならば無料で入れて, しかも簡単なパンフレット (日本語あり) ももらえます. あまりにも 申し訳ないので, お礼の代わりに絵葉書を何枚か購入しました

この大聖堂の面白い (?) 点は, ガイドブックなどにも書かれていますが, 床の一部がお墓に なっていて, 床に埋まっている石に埋葬されている人の名前が刻まれているところです. 失礼に ならないように墓碑を避けて歩こうとするのですが, 気付くと踏んでいたりします

【シベリウス博物館】 フィンランドの作曲家, シベリウスの名を冠した シベリウス博物館. シベリウスに 関する展示もあるのですが, それよりも様々な楽器が展示されていて, 私は そっちのほうが面白かったです. 特に地下にあるオルガンの展示は圧巻で, よくまぁこれだけの ものを 1 箇所に集めたものだと感心します

時期にもよりますが, 水曜日に, 18 時入場開始, 19 時演奏開始, 20 時終了というコンサートが 行われます. 18 時から 19 時の間は博物館の展示も見ることができるので, お金を節約する場合は, この時間帯に博物館の見学を済ませてしまうのもありです (じっくり見ようとすると, 1 時間では 足りないですが)

【レストラン】 トゥルクを流れるアウラ川には船上レストランが何件か ありますが, 私が行ったのは Suarte Rudolf というレストラン. 決め手は, 店外にメニューが 掲示されていたことと, 昼間もオープンしていて, 昼間に立ち寄って予約ができたこと. 例に よってトナカイのヒレ肉を食べたのですが, おいしかったです. 付け合せのポテトも, ただのマッシュポテトではなく, ハンバーグ状に成形されたなかに他の野菜も混ぜられていて, おいしかったです

ビールは勧められるままに地元の「アウラビール」をいただきました

2010年11月3日水曜日

Finland - Helsinki

まずはフィンランドの首都, ヘルシンキ. ヘルシンキはコンパクトな街で, トラムや地下鉄などの交通網も 充実しているので, その気になれば短時間で隅々まで見に行くことができ, 観光するには good だと 思いました

【Audio City Tour】 Helsinki Expert がヘルシンキの 観光ツアーをいくつか開催してますが, ヘルシンキの街をざっと把握するために Audio City Tour に参加. 朝 11:00 から 1 時間半, ヘッドホンから流れてくる説明 (日本語の説明もあり) を聞きながら, バスに乗って ヘルシンキをまわります. 料金は 26 EUR とちょっと高めですが, トラムや地下鉄が乗り放題になる Helsinki Card を持っていれば Audio City Tour は 無料で参加できるので, Helsinki Card を使うのがお薦めです. 私は 3 日間有効の Helsinki Card を 購入し, トラムや美術館を無料でまわりました

予約無しでスタート地点のエスプラナーディ公園からバスに乗り込んでも OK ですが, 予約をして ホテルからピックアップしてもらうのも可能で, むしろそっちが better だと思います. ピックアップする ためにバスが主要なホテルをまわるのですが, その際にもヘルシンキの街を小さく 1 周するので, そのほうがお得感があります

【国立博物館】 ヘルシンキにはたくさんの博物館, 美術館がありますが, 私が一番面白く感じたのは, 地味ですが国立博物館 です. フィンランドの歴史的な道具や衣装などが 展示されており, 興味深々です

入り口を入ってすぐのホールの天井には, カレワラをモチーフにした天井画があります

【アラビア工場】 ヘルシンキ駅からトラムで 30 分ほど行くと, 陶器メーカの アラビア の工場があります. ファクトリーショップもあり, 買い物をしに観光客が訪れます. 私は事前に申し込んで, 工場の中を見せてもらいました. 粘土から始まり, カップやお皿の形にして, 焼き固めて, 色や図柄を付ける工程を丁寧に説明してもらいました. 日本語を 話せるガイドさんもいるのですが, たまたま用事で不在とのことで, 英語のガイドさんが付きましたが, 分かりやすく説明してもらいました

最上階の 9F には小さな美術館があり, 歴史的な陶器が展示されてます. ただ工場の事情で美術館が 閉じている (私が行ったときは, 翌日に工場で新製品を発表するイベントがあり, その準備などのために 美術館は閉まっていた) こともあるので, どうしても見たい場合は工場に事前に確認すべきでしょう

カフェやレストラン (食器は当然 arabia や iittala 製) があったり, 私が行ったときは Pentik のお店もあったので, そういうものが好きな人は楽しめるエリアです

【レストラン】 ガイドブックに出ているようなレストランをまわっていたのですが, 唯一, 現地でもらった 地図を頼りに行ったレストランが Savotta. A&S Restaurants というグループ (?) のお店の ようです. 場所は, 元老院広場に面したところにあります. 入り口は地上ですが, テーブルは地下にあり, あまり広くないので「どうしても」という場合は要予約. トナカイ肉の煮込み料理を食べましたが, おいしかったです