メモをどう取るべきか? ということについて, 自分の体験や, 他人の方法を紹介した内容. 内容は雑多かもしれないけど, 著者自身が長年にわたって試行錯誤してきているため筋は 1 本通っている. また著者自身が楽しんで情報整理を行っていて, その様子が伝わってくるので, 気軽にやってみようという気になる. 他人がメモをどう取っているかなんてなかなか見られないので, 参考になる
細かいテクニックはいろいろあるが, 一番大事なのはメモに対して日頃からしっかりと目的意識を持つことと, 当り前のことを根気良く続けること. 私は昨年末あたりから, 日々の仕事の中身を簡単な箇条書きにして, PC に保存している. 将来, 「あの仕事はいつやったっけか?」となったときに見出しを PC で検索して, 詳細はノートを調べることを意図している. 1 年経って, またメモを検索したことはないけど, いつかは役に立つと思って続けたい
また, メモの方法は目的によってメリハリを付けるべきだと感じた. 例えば人の話をメモするときは, その場ではキーワードだけメモしておけば, 後で思い出すことができると本書には書かれている. そのほうが会話や会議に集中できそうだ. ただしその場合でも印象が薄くならないうちに清書する (自分のノート or 議事録) する必要があるだろう