2011年8月28日日曜日

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 : 破」 on TV

TV アニメで有名なエヴァンゲリオンの映画版. エヴァの操縦者がレイとシンジの 2 名だったところに アスカが加わり, 空から落ちてくる使徒に対して 3 人で攻撃をするあたりから人間関係が徐々に変化する. しかしアスカの乗った 3 号機が起動試験時に暴走. 使徒に感染したと見做され, ダミープラグが挿入された 初号機が 3 号機を叩きのめすのを見た初号機パイロットのシンジは, 心を閉ざしてしまう. しかし新たな 使徒がレイの乗った零号機を取り込むのを目の当たりにして, シンジは再度, 初号機へ乗り込み使徒を退治 するが, それは活動限界を越えた暴走であった

人間関係や人との距離感に対する悩みの描き方は good だが, それよりも私としては, エヴァの動きの 気持ち良さをについて書いておきたい. 空から落ちてくる使徒に対して全速疾走する 3 体のエヴァ. 特に シンジの乗る初号機は目標に一番近かったこともあり, 外部からのアシストを受けながら進路を変え, 直線コースになってからは音速を越える走りを見せる. 操縦者と指揮者の阿吽の呼吸や, 生き物と見紛う ようなエヴァの動きに, 鳥肌が立った. またダミープラグで動く初号機, ビーストモードに入った 2 号機, 暴走した初号機などの, 理性を失い本能のみで動くかのようなエヴァの姿には, 理解できない対象に抱く 恐怖心のようなものを感じた. アニメの表現力の進化ー表現者の進化と表現技術の進化ーを見せつけられる 映画である

次回作 「Q」は 2012 年秋の公開予定 である. 観に行くか, レンタルを待つか, TV 放送を待つか

2011年8月20日土曜日

「東のエデン・劇場版 I (The King of Eden) & II (Paradise Lost)」

日本をリセットするために発射されたミサイルを撃ち落とした滝沢は, この国の王様になることを ジュイスに依頼して姿を消したのが TV 放送のラスト. その後, 咲は滝沢を探しにアメリカに行き, 滝沢を見つけるも, 彼は記憶を失い別の名前になっていて, また, 王様になる依頼は続行中だった‥

物部が描く国の形ー国民は国のパーツであって, 優秀な人材を集めて小回りの利く小さな政府を作るーに 対し, 滝沢の描く形は 1 人 1 人が力を出して頑張ろうというものであると思う. 時間はかかるかもしれないけど, 1 人 1 人が力を出さないとその総体である国は変わらないということだと思う

ジュイスの声が非常に人間的だったのが, 面白かった

Ubuntu ; Grub の表示設定

【要約】(Ubuntu の) Grub2 で画面表示の設定を変えるには, /etc/default/grubGRUB_GFXMODE を修正すれば良い

Ubuntu をインストール して 使っている. 起動の際は, Windows Vista のブートローダから Grub を選択し, その Grub で Ubuntu を起動させている のだが, Grub のデフォルトの表示設定が私のモニタに合ってないみたいで, Grub の画面になると何も表示されないという 状況だった. 特に気にせずに使用していたのだが, カーネルをアップデートした際にうまく起動できなかったため, Grub の表示設定を見直した

結論的にはすごく簡単で, /etc/default/grubGRUB_GFXMODE を画面サイズ に合わせる (GRUB_GFXMODE=1024x768) だけで OK. 設定後, sudo update-grub すれば, 再起動後に Grub の画面が見えるようになった

update-grub は Ubuntu だけじゃなくて, Windows Vista のパーティションも見つけていて, 起動する OS の選択画面で Vista が表示されているのもまた一興

2011年8月19日金曜日

掃除

この休みは割と掃除をしたので, 次のタイミングを忘れないように書いておく

  • 洗車 ; 洗車 + ワックス + 車内掃除. ワックスは「3 か月もちます」と書いてあるので, 次は 11 月? (寒そう)
  • 玄関とベランダ ; 久しぶりにデッキブラシで水洗い. 正月休みは寒そうなので, 5 月の連休辺りに次の掃除をしたい
  • 換気扇 ; 次は 5 月の連休 (3 回の大型連休で, 毎回だと大変なので, 2 回に 1 回という自己ルール). シロッコファンも毎回掃除したほうが楽か?
  • 風呂 (エプロンの内側) ; 2 ~ 3 年後ということで, 2013 年か 2014 年の夏にでも
  • トイレ ; 分解掃除は, 次は正月休みにでも

やり忘れている掃除も列挙しておく

  • 各部屋の通気孔のフィルタ ; 冬に通気孔を全開にすると寒いんだよな…
  • 網戸 ; それほど汚くはないと思うが, 1 度, 外して, 洗いたい

「コクリコ坂から」

※この文章を書いている時点で公開中の作品です. ネタばれ注意

幼い頃に父を失った女子高校生が, 小さいときからの習慣で, 父の帰還を願って信号旗を揚げ 続けていた. 一方, 彼女が通う学校ではクラブ活動用の老館が建て替えられようとしていて, 彼女は建て替え反対を先導する男子が気になるようになる

原作を少女マンガから持ってきたこともあり, ジブリらしからぬストーリィ展開はかえって 新鮮さを感じた. ただクライマックスへと向かい始めた辺りから展開が速く, 私としては もう少し人物の心情に迫っても良かったと思う (心情の取り扱い方はジブリっぽかったけども)

ストーリィとしては良かったと思うのだが, 私には主題がよく分からなかった. ポスターの 「上を向いて歩こう」というフレーズも取って付けた感じだし, 「なぜ, 今, この作品を?」という 部分を私は掴むことができなかった (このへんは, 録画したけどまだ見ていない NHK の特番を見ると 分かるのか?)

オープニングの朝食準備の歌は, 面白いと思いました

「ハーモニー」 (伊藤計劃, 早川書房)

医療分子などにより体の悪いところは病気になる前に発見されるような世界, ヒトは痛みや 苦しみを感じずに生活できるようになっていた. そのような世界に違和感を感じた女の子が, 友達 2 人と巧妙な自殺を図り, 友達 2 人は直前で発見されて一命を取りとめるが, その 女の子は亡くなってしまった. 13 年後, そんな健康な社会を揺るがす事件が起こり, WHO の 職員である死ねなかった女の子は, 事件の背後に個人的な繋がりを見つけ, 事件の解決に挑む

個人の健康が監視・維持される社会という設定は他でも見たり読んだりしたことがあったが, その技術が究極まで進化するとどうなるか? を描いた点で, この作品は他と違う要素を持つ. 健康である ことは良いとしても, それが監視される社会はやっぱり窮屈なのか?

この作者の本を読むのは初めて. 続いて他の本も読んでみようと思う

2011年8月16日火曜日

Ubuntu 11.04 Desktop (日本語) インストール

長らく Vine Linux を使ってきた. Vine Linux 6 がリリースされたので, Ver.5.2 からアップグレードしようと したのだが, インストール自体は問題がなかったけど, X の表示がうまく いかない. xorg.conf の設定程度なら何とか対処できたかもしれないけど, 問題はロードされているモジュールとビデオカードやモニタとの相性の ようで, ドキュメントを読んでそれを解決する気力が出ない (X の 起動時のログを見ると, モニタ名などは拾えているみたいだったのだが‥)

ならば思い切って浮気をしてしまえということで, 選んだディストリビューションは, 最近良く目にする Ubuntu. これの, Ubuntu 11.04 Desktop 日本語 Rimix CD をライブモード (?) で起動したら 全く問題なかったので, そのままインストールした

インストールは, 他のディストリビューション (と言っても, 最近は Vine Linux の経験しかないが) と同様に簡単. 私の場合, 下記のように パーティションを切ってインストールされている Vine Linux に上書き するため, パーティションとマウントポイントの設定を間違えないように 注意する必要があった

  • /dev/sda5 ; /boot
  • /dev/sda6 ; /

またブートローダは Windows Vista のものを使うため, Grub は /dev/sda5 にインストールする必要があり, それを 明示してやらなければならない. インストール終了後に, インストールで 使用した CD で ライブモード (?) で起動し, 下記のコマンドで ブートイメージを取得. Windows を起動して, Vista のブートローダに 追加した ( 参考 ; @IT の記事)

dd if=/dev/sda5 of=ubuntu.bin bs=512 count=1

使ってみた 1st impression は極めて良好. 知っているコマンドでも apt-get install する必要がある場合はその旨が表示されるし, 危ないコマンドは sudo 経由で動いている みたいで, 大抵はパスワードを要求されたり, 親切な設計になっている

ただ私の場合はクリーンインストールをしてしまったので, キーボードやドットファイル, ブラウザのブックマークなどの設定を復旧させなければならないのが少し手間 (学生時代は それが楽しかったのだが‥

1996 年頃に Slackware からスタートした Linux ライフは, Vine Linux を経て, Ubuntu へ たどり着いた. tgz → rpm → deb と渡り歩いたことになる