ドラッカーのマネジメント本の下巻, トップマネジメントと, 規模 (大企業, 中企業, 小企業, 多角化, グローバル化, …) や構造 (成長, イノベーション) のマネジメントに書かれている. 上巻, 中巻より大きな視点でのマネジメントについて語られており, その分, 議論が概念的な部分もあるが, これまでの巻と同様に論点は出し尽くされている気がする or まずこれらの論点を整理してから先に進むべきかと感じた
一番興味があったのがイノベーションのマネジメントだが, イノベーションは現業と評価尺度が違うから, 組織を分けるべきとされている. 現業とイノベーションを 1 つの組織 (≒リーダが同じ人) にすると, どうしても現業・現世利益を優先させてしまいがちだ. 一方でイノベーションの組織を聖域化するわけにもいかないので, 悩ましさが残る