2010年6月27日日曜日

「ドラッカー名著集15 マネジメント[下]」 (P. F. ドラッカー, ダイヤモンド社) 読了

ドラッカーのマネジメント本の下巻, トップマネジメントと, 規模 (大企業, 中企業, 小企業, 多角化, グローバル化, …) や構造 (成長, イノベーション) のマネジメントに書かれている. 上巻, 中巻より大きな視点でのマネジメントについて語られており, その分, 議論が概念的な部分もあるが, これまでの巻と同様に論点は出し尽くされている気がする or まずこれらの論点を整理してから先に進むべきかと感じた

一番興味があったのがイノベーションのマネジメントだが, イノベーションは現業と評価尺度が違うから, 組織を分けるべきとされている. 現業とイノベーションを 1 つの組織 (≒リーダが同じ人) にすると, どうしても現業・現世利益を優先させてしまいがちだ. 一方でイノベーションの組織を聖域化するわけにもいかないので, 悩ましさが残る

夕焼け on 6/24

幻想的な夕焼けだったので, デジカメで撮影. ぽつんと木が植わっているあたりが荒野っぽいが, 荒野に住んでいるのではありません

2010年6月20日日曜日

工業英検 1 級への道・3 回目

工業英検 1 級は, 2007 年と 2009 年に受けたが合格できなかった. 受験料が 1.5 万円と高額なので何度も落ちるわけにもいかず, 今年は少し気合を入れて勉強しようと思っている. 社会人になって, 仕事を回すときは PDCA を意識しろと言われた. まず計画 (Plan) を立て, 実行 (Do) し, 結果をチェック (Check) して次の行動 (Action) に繋げるというのが大事ということだ (Plan, Do, Check, Action の代わりに Plan, Do, See という人もいる). なので, 受験勉強の Plan を立て, まず 2 か月くらいやってみて, その後の勉強方法を見直そうかと思う

今のプランは以下の通り

  • 過去問 ; 過去 4 年分を繰り返して, 回答の精度を上げる. 問題集には 10 年分の問題があるのだが, 多分 4 年分もやればおおよそ全ての回答パターンは体験できるだろうと思っている (私の勘). 1 年分/週のペースで
  • Scientific American の 60-second science ; 例年, 問題には最近の科学技術ネタが出る. なので, 科学技術に関する英語を聞いて, 単語などに親しんでおこうと思う. 1 ネタ 1 分なので, ひと月分 (約 30 分) を 1 セットとして繰り返して聞こうかと思う
  • Science Magazine Podcast ; 同上. こっちは 1 つのネタが長いので, 時間があるとき用という位置付け

ひとまず 6 月, 7 月はこれで行きます. 過去問と並行して「工業英検 1 級対策」も通読して抜け漏れを防ぎたいと思うけど, 現時点では優先順位を下げておいて, 8 月以降に考えます

さて, 頑張ろう

2010年6月19日土曜日

「ドラッカー名著集14 マネジメント[中]」 (P. F. ドラッカー, ダイヤモンド社) 読了

ドラッカーのマネジメント本の中巻で, マネジメントの仕事とか, 組織に関して書かれている. 上巻を読んでた頃は語彙や文体に慣れずに ??? と思いながら読んでたけど, 中巻に差し掛かってようやく理解しながら読むことができるようになった. マネジメントにおける課題に対する直接的な答えが書いてあるわけではないが, 考えなければならない項目はすべて網羅されているような気がする. 「この手の本の読書をこれ以上広げる必要はないのでは?」と感じた

一番腑に落ちた言葉は, 会議は組織構造上の欠陥を補うためのものである という趣旨のもの. 同じ仕事をしている者どおしは日頃から意思の疎通ができていて当たり前なのに, それができていないということは仕事を遂行する組織のカタチに問題があるのだ. 会議が多くなってきたら, 組織を疑おうっと

2010年6月13日日曜日

植物たちはどうなったか?

ポインセチアは季節を無視して赤くなったのだが, その後, 赤と緑が入り混じるような葉っぱが出てきた

そろそろ限界かなぁと思ったので, さっぱりと切ってしまった. 今年の冬はこじんまりとさせたいので, だいぶ思い切った. これから, 新芽がたくさん出てくることを期待している

アボカドのほうは, 葉っぱは青々としているものの, 身長の伸びがピタッとストップしてしまった感じだ. 鉢の大きさが不十分で根を張れないのが原因か, はたまた栄養分が足りていないのか?

星型のピノ

ピノを開けたら, 星型のが入ってた. ラッキーですか?

2010年6月12日土曜日

「野球を学問する」 (桑田真澄, 平田竹男, 新潮社) 読了

早稲田大学大学院で野球に関する研究をまとめた桑田と, 彼の指導教官であり日本サッカー協会専務理事の平田の対談形式の本. 桑田の論文の内容を紹介しつつ, 桑田が考える現在の野球界の課題やサッカーとの比較がまとめられており, 面白かった

なるほどなーと思ったのは, アメリカ型スポーツと欧州型スポーツの組織の違い. アメリカ型スポーツは例えば野球の MLB のようにクローズド型であり, 利益は全員に分配されるが新規参入は難しい. 一方で欧州型はオープンで, 例えばサッカーは超有名なチームもあるが, 4 部とか 5 部とかの底辺もしっかりしていて, チームを作ってそこに参加するのは自由である. MLB は MLB の繁栄のみを考えれば良いので, 視野を広げてワールドカップというような発想は出てこないのだろう (MLB の利益が薄まる恐れがあるから)

桑田のこれまでの歩みを見ていると, 野球人の典型というよりも, むしろサッカー選手のような生き方をしているような感じを受ける. 今はプロ野球から少し距離を置いているのかもしれないが, 日本 or 世界の野球をリードする立場に立てば, もっと野球は面白くなると思った

2010年6月6日日曜日

最近のジョギング状況

連休中は 1 回 5km にして週 2 ~ 3 回走ったのだが, ここ 3 週間くらいは週 1 回, 10km を走っている. 10km 走ると翌日は膝などが痛いのだが, 少しずつ痛みも緩和されているように感じる. 走っても体重が減らないのが, 誤算なのだが :-)

走る経験を積んでも, 走っているときのしんどさはあまり軽減されなくて, しんどい中でも長い時間走ることに慣れてきているような気がする. これから暑くなるが, 走り続けます

「カレワラ物語 - フィンランドの神々」 (小泉保, 岩波少年文庫 587)

フィンランドの叙事詩「カレワラ」を物語風に翻訳・編集した本. 叙事詩の体裁を保った翻訳本もあるのだが, なかなか内容が難しくて読み進められなかったので, こっちを読むことにした. 歌でものが作り出される世界の中で登場人物達の活動が生き生きと描かれており, 面白かった

老ワイナミョイネンは結局のところ結婚することができず, 残念. 鍛冶のイルマリネンが作り出した, 富を生み出す「サンポ」という器械. 皆が夢中になる器械であることは分かったが, それがどんなものなのかはよく分からなかった

そのうち, 叙事詩の体裁を保った翻訳にもチャレンジしたい. あとシベリウスの音楽も

2010年6月3日木曜日

「怪 vol.0029」 (カドカワムック 336) 読了

発売されていたことにちっとも気付かず, 最近購入したのだが, 出張の行き帰りなどで一気に読んでしまった. 京極の「西巷説百物語」が前号で終わっていたのが残念だったが, 久しぶり (多分) の宮部の話や, 今後の展開に期待大の「木島日記」など, 堪能した

青森の木造駅の遮光式土偶は, 「なんじゃこりゃ」という迫力があった :-)