2012年12月17日月曜日

Life with a clock, and without a clock / 時計のある暮らし, ない暮らし

会社の机には, MUJI の小さな時計を置いているのだが, 週末のうちに 電池が切れてしまったようで, 今朝会社へ来てみると, 時計が止まっていた. 止まった文字盤を 見える状態にしておくと時刻を勘違いしそうだったので文字盤を伏せておいたのだが, それで 気付いたことが 1 つある

もともとこの時計は, 仕事の遂行に際して時間の意識を高めようと思って置いたものだった. ダラダラと残業したり, 重要度の低い仕事に時間を掛けすぎないようにと思い, 嫌でも目に 入るところに小さな時計を置いた. これにはメリットもあるのだが, 今日, 1 つのデメリットに 気付いた. 例えるなら, マラソンと短距離走の違いだ

マラソンではペース配分が重要だ. 42.195km の時間配分の計画を立てて, 周りに惑わされ ないように走る. 仕事でも, 例えば 1 日の時間配分を考え, 想定通りに進んでいるかチェックする. そういう場合には, 手元の時計が役に立つ

しかし 100m 走で時間を気にする人はいない. 100m 走では, ただゴールに向かって全速力で走る. それと同様に, 仕事でも何をするかが決まったら, それが終わるまでは時計など気にせず全速力で 走るべきなのだ. そういうときに時計が目に入ると, 逆に集中がそがれてしまう危険性がある. 今日, 時計を伏せて仕事をすることで, そのことに気付いた

時計を見るべきときと, 見るべきではないときを, 意識したい

2012年12月16日日曜日

Are you still studying? / 勉強してる?

最近, 印象的だった 2 つの話

1 つは, 地震の専門家による約 1 時間の講演会. 地震国・日本に住んでいるから, 地震に ついて割りと知ってるつもりだけど, まだまだ知らない or 意識していないことが多くあった. 例えばマグニチュードの定義だとか (「モーメントマグニチュード」なんて初めて聞いた), 余震の 起こり方とか, 地盤の緩み方とか, そのあたりの知識がもっとあれば災害への心構えも変わると 思うし, そのあたりの知識はそんなに難しくはない (ただし自分の住んでいるところの地盤がどうだとか, 無意識のうちに知りたくない知識もあるかもしれないが)

もう 1 つは, 2 人の大学の先生から全く別の機会に聞いた話だが, 最近, 学術書が売れないそうだ. 入門書的なものは会社の新人教育などの目的で多少は売れるのだそうだが, 難しい本はなかなか売れない とのこと

学生の頃は自分の知識がそれ程でもなかったから, 割と素直に新しい知識を吸収できていた と思う. しかし社会人になってある程度の経験則とか知識の枠組みができると, それに満足してしまい, 更にはそれと両立しない知識を受け入れることに否定的になってしまう

でもそれではダメなので, おっさんになった今でも勉強し続けて, 新しい知識を頭に入れ, 知恵を高めなければ ならないのだ