(注) 私が製造業に従事している人間であることを割り引いて読んで下さい
1/25 の日経新聞の夕刊に日本が 31 年ぶりに貿易赤字になったという記事があり, 同 1/27 の朝刊には日本は投資の国際化に遅れているという記事があった. 同じ記事には 「『輸出立国』から『投資立国』へ」という文言もあったが, 私には投資で儲かる理屈が よく分からない. 投資先が儲かるから投資家が儲かるのであって, そうならば投資先の 仕事を直接自分でやったほうが儲かるのではないか? と思ってしまう
1/27 の記事に出ていたユニ・チャームの例のように, 新興国の需要にスピード感を 持ってついていくためとか, 1/26 の日経新聞の朝刊に出ていたように中国・韓国が日本の 知財を狙うためのような投資は理解できるのだが, それは自社が儲けるための手段で あって, 投資自体が本業ではない
また 1/26 の日経新聞の朝刊によると, アメリカの一般教書演説では製造業を強化するための 税優遇が述べられていたとか, 1/24 の日経新聞の朝刊に出ていた記事 (大元は FT だが) では インテルの強みは製造技術というような記事をみると, やっぱり自国の製造業で頑張らなければならないと 思ってしまうのだ
投資立国の課題は, 国内の雇用確保が難しくなる点にある. これについては 1/26 の日経新聞では 海外の直接投資を呼び込む「開国」が必要と書いてある. 「開国」自体の是非は置いておくとして, 海外からの投資を呼び込むくらいなら, 日本から海外に投資する一部を国内に回せば良いんじゃない? と 思う
というわけで, 私は明日からも製造業で頑張ります (1/26 の日経新聞の朝刊などに 出ていたように, 「効率」には気を付けないといけないけどね)