スピキオ vs ハンニバルの最終決戦. 有名な (私は知らなかったけど :-p) のザマの会戦にも 興味津々だが, それ以上に, 血気盛んなこういう時代であっても外交とは戦争だけではなかった という認識が重要だと思った
なぜ部下はハンニバルについて来たのかという問いに対して, 持続する人間関係は必ず相互関係 であるとした筆者の視線に, 優しさを感じた
スピキオ vs ハンニバルの最終決戦. 有名な (私は知らなかったけど :-p) のザマの会戦にも 興味津々だが, それ以上に, 血気盛んなこういう時代であっても外交とは戦争だけではなかった という認識が重要だと思った
なぜ部下はハンニバルについて来たのかという問いに対して, 持続する人間関係は必ず相互関係 であるとした筆者の視線に, 優しさを感じた
先月読んだ 上巻 の続き. 遺された資料の 分析から真実を引き寄せるミカエルと, 彼をサポートするサランデル. 時間も空間もグイグイと越えていく 展開だが, ミカエルの明晰さとサランデルのクラッキングの力が, その展開を不自然と感じさせない点が Good
続いて, 「火と戯れる女」を図書館で予約中
タイトルの通りなのだが, 複数の外資系企業を渡り歩いた著者がまとめた, リーダー論. この手の本は乱読して「わかったつもり」になるよりも, 1 冊に集中して内容を実行するほうが 良いと思うが, 本書は集中するほうの 1 冊だと思う
本書の広範囲にわたる内容を要約するより, 気になったフレーズを 2, 3, 書いておく
- If you think you are good enough, you are finished.
- Bad news first.
- The best way to predict the future is to create it.
ハンニバルがけしかけた, 第 2 次ポエニ戦役. ハンニバルの構想も凄いが, それを押しとどめるべく長期戦を挑むローマ人側も凄い. ハンニバルの弱点は 兵站を確保できない点にあり, 長期的視点に立つローマ人 (負けたからといって リーダーをすぐに変えたりしない) にとってはそれが好都合だったのだと 思う
地形とか布陣って重要なんだなぁと思った
本書は, 今から 20 年以上前の 1990 年発行であるが, 当時, 諸外国 (日・欧) に 対して米国が勢いを失っていた理由を, MIT の先生たちが分析したという内容に なっている. だいぶ前に 日経新聞 で 元東大総長の 小宮山先生 が 本書に言及しているのを見て, 読んでみた
20 年後に読んでいるせいかもしれないが, 書かれていることに大変納得できるとともに, そんな米国の後ろを追いかけている日本 (例えば短期の業績評価なんていうのは, 米国の 後を追いかけている一例だと思う) の姿に, 不安を感じてしまった. 国際競争の世の中だから 国際ルールに合わせるというのは分かりやすい考え方だが, 無意識のうちに組織や事業が ルールに従属しているということは避けなければならない, と思った
1990 年代の米国が何を考え, 何をしたかを学ぶことは, 日本の厳しい製造業に身を 置く人間として, 何か得るものがあるのでは? と思った
いつも通り楽天ブックスへリンクを張ったが, 本書を入手する現実的な 方法は, オンラインで古本を探すことだと思う
おたより, お待ちしています
sato.mshr@gmail.com