2011年3月9日水曜日

「TOKYO WAR MOBILE POLICE PATLABOR」 (押井守, エンターブレイン) 読了

ベイブリッジがミサイルで落とされる. 撃った戦闘機は自衛隊機なのか? そんな中で, 首都圏上空に 現れた, 戦闘機 3 機の影. 自衛隊への不信感が募り, 警察が自衛隊基地を包囲するが, 状況を 打開できない警察は, 腹を括った自衛隊によって逆に舞台から下ろされる…. いわゆる「劇場版 パトレイバー 2」の, 1994 年に出版されたノベライズの改訂版. 映画の面白さ (= 押井の拘り) が きちんと再現されていて, 当時のワクワク感が蘇る

柘植を慕った南雲とリチャードを慕った熊耳は, やっぱり相似形なのだろうか? とすると, 香貫花はイレギュラーなのか? (映画, コミック, TV 版と, 違う舞台での比較だが‥)

2011年3月6日日曜日

「東京奇譚集」 (村上春樹, 新潮社) 読了

ちょっと不思議な短編を集めた本. 個人的には最後の「品川猿」が面白かった

日常に混じる小さな不思議や大きな不思議を記した話で, お気に入りの「品川猿」には どちらかというと大きな不思議が入っている. 詳しく書くとネタバレしてしまうが, 主人公の悩みのちょっとしたシリアスさと後半の展開のギャップの大きさが面白かった

次は, 村上春樹のもう少し長い話にもチャレンジしたい

「共生虫」 (村上龍, 講談社) 読了

中学の頃から引きこもった青年は, 祖父が死んだときに祖父の体から出てきた長い虫が 自分の体内に入り込んでいるという思いに囚われている. そのことをネットで告白すると, それは共生虫と呼ばれ, それを持つ人間は特別な存在であると教えられる. 彼はそこから, 外に向かって行動を開始する

私にとっては, 一言で言えば, ちょっと気持ちの悪い話で, だから何なんだろうという 感想しかなく, その先にあるものを掴むことはできなかった. 村上龍を読むのは初めてなので, せっかくだし別の本も少し読んでみようかと思ってはいる

「自分の頭で考えるということ」 (羽生善治, 茂木健一郎, 大和書房) 読了

棋士・羽生善治と脳科学者・茂木健一郎の対談. 脳をフルに使っている羽生さんの思考を, 脳に詳しい茂木さんが気の向くままに解明していく. 普通の人と棋士の, 脳の使い方の違いなどに興味津々

普通の人と比べたとき, 「棋士」の特異性は 2 つあって, 1 つは対局中は全て自分で考えなければならない ことと, もう 1 つは失敗をきちんと振り返ること. 将棋の世界でも情報量は増えているし, 過去の将棋を調べたり 他人の将棋を参考にすることは多いものの, 本番の対局中は結局は自分独りで考えなければならない. その あたりが普通の仕事人とは少し違う. 後者については, 普通の人間は失敗を自分のこととして考えたくない ものだが, 棋士は対局後に普通に自分の将棋を振り返っている. 失敗から学ぶためには無意識ではなく意識的に 学ぶ必要があり, 普通の人はそこから逃げてしまうものである

ホントに自分の頭を使って考えている時間は, 極僅かである. そこをいかに長く, 深く, 意図的に できるのかがポイントかと思った

2011年3月5日土曜日

Here comes Harinacs!! ~ コクヨから株主優待が届いた

今日, コクヨから株主優待が届いた

ハリナックスが入ってた (^^)v ハリナックスには興味深々だったのだが, 100 円ショップでも普通のステイプラが買える時代に, ハリナックスはちょっと高いよな~と二の足を踏んでいたのだ. あぁ, 嬉しい

ドットライナーのシリーズからは, ドットライナープチが入ってた. これまでの株主優待でもらった ドットライナーシリーズを撮ってみた. これらに加え, 会社には初代のドットライナーが置いてある

3/30 の株主総会の通知も届いたが, 場所は例年の本社ではなく, 梅田のホテル. こっちも行きたいなぁ…