2009年2月22日日曜日

鬼太郎の切手

2/23 に 鬼太郎の切手が発売 される. 郵便局へ行く用事を作らなくては

「ドラえもん - 緑の巨人伝」 on TV

宇宙の植物たちが, 絶滅の危機に瀕した地球の植物を見て, 地球の動物たちに攻撃を加える. しかしドラえもんの力で動けるようになった植物「キー坊」の力で地球は元通りになり, 地球自身の力で植物を救うことを宣言する

ストーリィの骨格は非常に単純だし, そのベースにある理念 (緑を大切にしよう) ももっともであり分かりやすい. ただ絵と細かいストーリィがそれについていっていないように感じた. 細かいところで何が起きたのか分からず, どういう理屈で登場人物が動いているのもよく分からなかった

緑の巨人の復活とか, キー坊を飛行機でかっさらうなど, 随所にナウシカやラピュタの匂いを感じた

次作は, 柴咲コウが歌を歌うので, そこも楽しみにしときます

「20 世紀少年 - 第 1 章」 on TV

高度成長期, 子供たちが秘密基地ごっこで遊んでいたときに「よげんの書」を作った. そこには細菌兵器による世界征服が書かれているのだが, 20 世紀の終わりにそれが現実のものになる. 大人になった少年たちは事態の進行を止めようとするが, 20 世紀最後の日に, よげんの書に書いたとおりに巨大ロボットが現れ, 後に「血の大晦日」と呼ばれる事態を引き起こす

それなりのボリュームのある話を映画サイズに収めたせいか, 話がとぎれとぎれの感じがした. それでもストーリィは追えたので, 第 2 章を TV で観るのを楽しみにしていよう

「渋滞学」 (西成活裕, 新潮選書) 読了

車の渋滞, 避難時の人の動き, アリの行列など, 「渋滞」に関する話題を数学的モデルを織り交ぜながら平易に語った本. 高速道路では車間距離が 40m 以下になると渋滞になるとか, データ的には追越車線よりも走行車線のほうが流れが速いなど, 実生活に役立つ情報もあり, 面白かった

直感的に理解しやすい ASEP (Asymmetric Simple Exclusive Process, 非対称単純排除過程) モデルで, パラメータを変えるだけで車やアリの動きを再現できるというのが, 非常に興味深い. 渋滞に関するいくつかの知見は, 全ての運転者がそれを知ってしまうと成立しない (追越車線のほうが遅いことを知っていたら, 走行車線を走る車の割合が増えて, 結局混んでしまう) という理不尽さも, 人間らしいなぁと感じた

最後のほうに書かれていた「理学と工学を橋渡しできるような人材が必要」ということは私も感じているのだが, 私よりも年齢が少し上の人がそれを体現しているのを見ると, まだまだ私の立場でもできることがあるのではないか? と反省半分, 望み半分といったところである

「目薬αで殺菌します」 (森博嗣, 講談社ノベルズ)

目薬に毒が混入される事件が発生する. その製薬会社の社内でも同様の目薬が見付かり, 赤柳が探ることに. そうしているうちに殺人事件が起こるが, 被害者の手にはその目薬が握られていた

意外な結末であることに変わりはないのだが, 今回の話は割と読者に対しては親切に書かれていると感じた. 事件そのものよりも, 人間関係の変化のほうが楽しめるストーリィといった感じか

これでやっと, ギリシア文字シリーズは追いついた

「失敗の本質 - 日本軍の組織論的研究」(戸部良一ら, ダイヤモンド社) 読了

大東亜戦争のノモンハン事件, ミッドウェー海戦, 沖縄戦などを, 「日本軍という組織」の観点から分析し, そこから浮かび上がる日本の組織の特徴を明らかにしたもの. 20 年以上前に出版された本だが, そこで指摘されている問題点は現在の日本にも通じるところがあり, 示唆に富む

筆者らは, 日本の組織の特徴として, 帰納的戦略策定を得意とするオペレーション志向であるとしている. 噛み砕けば, 過去の成功体験に縛られているということ. 日本軍は日本海海戦の大勝を引きずり, その後の戦闘も日本海海戦のパターンで戦おうとするが, アメリカ軍は 1 つ 1 つの戦いの経験から戦略を少しずつ修正していった. 結果から帰納的に学ぶことは重要だが, その学びも必要に応じて捨てないと (学習棄却, 自己否定学習), 新たな学びを会得することができなくなる

また日本軍では精神論がことさら強調されたり, リソース不足から短期決戦を志向するあまりにコンティジェンシープラン (不測の事態に備えた計画) がない (最初から失敗したときのことを考えるな! という雰囲気もあった) など, 計画の時点で劣っていた面もあった. こういう反省も, 今の日本の組織の参考になるのではないか?

本書が出版されて 20 年以上が経過するが, そこで指摘された問題点が今の日本でも通用するように感じる. 日本という組織全体が過去の成功体験 (大東亜戦争以前の近代化, 高度成長期の経済成長) にとらわれていて, それを自己否定学習できず, 新たな学びを会得するチャンスを逃しているとも感じられる

2009年2月11日水曜日

確定申告

微々たる金額を取り戻すために, 今年も確定申告. 国税局のサイトで必要事項を入力して申請書を作成し, プリントアウトして郵送. 私の作業時間と郵便代を考えると, 果して得なのかは疑問符がつくけども :-p

ただ, この確定申告のサイトは良くできていると思う. 用語が難しいのでとっつきにくい面もあるが, 作業自体は一方向に進むし, 間違えていればどこまでも戻ってやり直せるので, 良いと思った

バオバブって実在したんですね

先日, 日経新聞を読んでいたら, 「星の王子さま」に出ていたバオバブの木の写真が出ていた. バオバブって実在したんですね

Wikipedia のバオバブのページ から写真をいくつか見てみたが, 普通の木をひっくり返したような形がユーモラス. 昔, プログラミングの授業で再帰の例題としてカリフラワーみたいな絵を書いたが, 木をイメージしてパラメータを調整しても, 失敗するとへんてこな形になったりしたのだが, そのへんてこな形にバオバブの木が良く似ている

Two questions about music

音楽に関して, 2 つの疑問があった

  1. なぜ 1 オクターブは 12 音に分割されているのか?
  2. なぜ基準のラは 440Hz (かその周辺) なのか?

前者の疑問は, 昨年解決された のだが, 後者は未解決だった. そんな折, NHK で 爆笑問題のニッポンの教養, あなたの知らないメロデイー という番組が放送されることを知り, 2 番目の疑問が解決されるかもと期待して, 録画した

結果から言うと, 2 番目の疑問は解決されなかった (;_;) 番組の内容は興味津々で, 12 音平均律が成立する以前の楽器であるチェンバロやクラヴィコードの演奏があったり, ピタゴラス音律の具体的な説明があったり. 地域による音の違いが次第に平均化されていったという, 私の疑問にかするような話題もあったのだが, 核心に触れる話は無く, 残念. 爆笑問題の大田さんの喋りが長すぎて, 藤枝守 さんは自分の考えを十分に伝えきれなかったんじゃないかとも感じた. 12 音平均律の「ずれ」具合を音で体感させてほしかった

藤枝守さんは本も出されているようなので, 手に入れて読んでみようかと思う

「ここが変だよ日本の管理職」 (宋文洲, 東洋経済新報) 読了

管理職の仕事について説いた本. 管理職の仕事とはプロセスを設計し, それを部下に実行させることであり, それをマネジメントするためには属人性を排し曖昧さを無くした定量的・客観的な情報が必要であることを, 繰り返し語っている. 企画や営業の仕事は, 一見すると決まったやり方がなく, 担当者の力量に委ねられる部分が多いように見える. しかしそういう仕事にもゴールへのプロセスがあり, それに基づいて管理していく必要があるのだと, 認識を新たにした

仕事の一生涯 (企画職ならビジネスを思い付いてからお客さんを見つけてお金を貰うまで, 営業職ならお客さんを見付けてから受注に繋げるまで, 商品開発なら新商品を企画してから市場へ届けるまで) を 1 人の人間が経験できる回数って, 実はそんなに多くないなぁと最近感じている. 数としては少なくないのかもしれないけど, 異動したり職責が変わったりすると, 「前回の仕事の経験を生かして今回の仕事に取り組む」ということができるチャンスというのは, 実はそんなに多くないのではないか? じゃあどうすれば良いのかと考えると, 同僚や先人の経験を参考にするのが良いのだろうが, こういう経験は属人的な面もあって, そのままでは活かせない. 1 度, メタな情報に昇華して, それを自分の仕事に当てはめていく必要があると考える

他人の仕事を見るとき, どうしてうまく進んだのか? どうして躓いたのか? をメタな情報として蓄積していくことが, 集団としての能力を向上させる 1 つの秘訣なのではないだろうか?

2009年2月9日月曜日

G code has gone away

うちでは日経新聞をとっているのだが, 最近, TV 欄から G コードが消えた. 地デジ対応で…という理由が紙面に出ていたのだが, よく覚えていない

地デジな人は, 1 週間分くらいの番組表が送られてきていて, それを使って録画できるようになっているのだろうか? うちの TV には 2 日分の番組表が送られてくるので, それを使えば 2 日分は簡単に録画予約ができるのだが, 1 週間先となるとちまちまと入力するしかない. G コード, 便利だったのに

民放の番組にも, 右上に「アナログ」表示がされるようになって少しうっとおしい. TV を買い替えないといけないのか, チューナを買い足さないといけないのか, それともマンションが契約しているケーブル会社が当分の間はアナログ信号を送ってくれることを期待して良いのか?

2009年2月8日日曜日

「ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!」 (エリヤフ・ゴールドラット, ダイヤモンド社)

筆者とその娘との会話や, 筆者のレポートを通じて, ものごとの考え方の基本, すなわちものごとはそもそもシンプルであることを繰り返し説く内容. 欧米のビジネス書によくあるように, 主題の周りにちりばめられた話が多いが, その分, 主題は明確である. 特に議論がトートロジーに陥りやすいことを指摘している点は, 私も大きく納得

原因 → 結果の因果関係を考えるとき, 「この結果が生じているということは, こういう原因があるはず」と帰納的に考え, だからその原因を取り除かなければならないと指摘されることは良くある. しかしこの帰納的な考えを検証するためには, その原因があった場合に起こるはずの複数の結果を想定し, それが全て生じているかチェックする必要がある. それができない場合は, 最初に考え付いた「原因」は生じていないのだ! 特に「原因」を人に帰す場合 (モチベーションがないからできないのだ, のように) は, 特に注意が必要と指摘しており, 興味深い考え方だと感じた

私自身も, 帰納的な考え方と演繹的な考え方がごっちゃにならないように, そして検証無しで無責任に原因を語らないように注意したい

「フランス民話・バスク奇聞集」 (堀田郷弘, 現代教養文庫) 読了

フランス, バスク地方の民話で, 妖精や魔女, 喋る動物などが出てくる話をまとめたもの. 日本の昔話風のものも多く, 息抜きとして楽しめた

笑わない王女を笑わせに行く 3 人兄弟の話. 三男は魔女に相談するのだが, その三男に触れたものはみんなくっついてしまい, それを見た王女が笑うというストーリィなのだが, 塊魂 っぽかった

本は販売されていないようなので, アフィリエイトは CD にリンク

2009年2月7日土曜日

職場の駅伝大会

職場の駅伝大会があった. 2.5km/人 × 6 人で 1 チーム. 6 人で 1 時間を切れるとトップ争いに絡めるのだが, 私の個人タイムは 11 分 40 秒, チームの順位は真ん中より少し上という感じ

本番のコースは練習で 1 度は走っているのだが, 本番だと緊張感や高いテンションのため, ペースが速めになってしまい, 後半はバテバテ. でも, 練習よりは良いタイムで走れた

来年は 11 分を切ることを目標に頑張ります

2009年2月1日日曜日

図書館へ行ってきた

昨日, 図書館へ行ったのだが, 月末は館内整理か何かで閉館だったので, 今日, もう 1 度行ってきた. 1 冊の返却と, 3 冊の貸し出し

最近読んでいる本は, ほとんどが図書館からの借り物. ネットで予約 & 取り置きができるので, ピンポイントに読みたい本があるときはすごく楽. 貸出期間は 2 週間 (次の予約が入ってなければ 1 週間延長可) なのだが, 予約した本が変なタイミングで図書館に届いてしまうことが多く, 結局のところ毎週のように図書館へ行っている. 通勤用の定期券を使える場所なので, まぁそれは良いのだけど

日曜日の夕方に図書館へ行ったのは多分初めてなんだけど, 結構混雑していた. 住宅の多い地域だからか?

同窓会 in 難波

昨年 6 月 に引き続き, 同じメンバで新年会. 景気の愚痴とか, 職場の愚痴とかで, 約 2 時間. 私は病み上がりだったので, 1 次会で辞去

「幽談」(京極夏彦, メディアファクトリー) 読了

」などに掲載された 5 編と書き下ろし 3 編から成る本. ダイレクトに怖くはないのだが, 時間や空間の境界がぼやけてしまうような話が収められている. 「怖い」って何だろう, ホントに

「十万年」という話が, ファンタジーっぽくで良かった