2009年4月29日水曜日

「ムーミン展」残念だけど紹介だけ

大丸ミュージアム・東京で, 「ムーミン展」が開催される. 実は少し前まで大阪でも開催されていたのだが, 気付いたときには終わっていた (;_;) 残念

芸術新潮月刊モエ の最新刊 (5 月号) で, ムーミンが特集されている. 前者は書店で気付いて購入したのだが, 後者は今, ネットで検索していて初めて知った. 今度, 書店で探してみよう

それにしても, 東京近辺の人がうらやましい & ムーミン情報に対する私の感度低下が恨めしい

「高橋留美子展」紹介だけ

先日, 出張で京都方面へ行った帰り, JR の吊り広告に 高橋留美子展 が京都で開催されるという宣伝があった. 期間が短いし, 展示も原画のみのようだし, ネット通販されている展示会オリジナルグッズも「おぉっ」というものがなかったので, 今のところは行かないつもり

PIYO PIYO を, エプロンではなく, 何故に T シャツにしてしまったのか? (T シャツもありましたっけ?). 京都での展覧会なので, ロゴ入り竹箒も面白いかもしれない

2009年4月27日月曜日

「エッジ (下)」 (鈴木光司, 角川) 読了

冴子の父の失踪や高遠の一家 4 人の失踪の真相が明らかになり, 物理の枠組が狂ったこの世の先の姿が提示される. 真相へ到達する道程が少し粗っぽい気もするが, 「ループ」にも現れている筆者の生命観と生命や人類の進化の謎をリンクさせたストーリィは, 壮大で凄かった

上巻にあった筆者の言葉を真似すると, 本書で扱われていた相転移, 私が最近再び興味を持ち出したフラクタル, 今年の 4/23 の日経新聞の「経済教室」のシンクロニシティに, ちょっと感動気味. でも, 直観は信じたほうが良いんですよね?

映画化するなら, 2012 年冬の公開ということでいかがでしょうか?

2009年4月26日日曜日

「粉」 (三輪茂雄, 法政大学出版局) 読了

「ものと人間の文化史」シリーズの本書では, 大昔から最近のナノテクまで, 「粉」に関する広範な事柄が紹介されている. 説明されている分野は食料品や火薬, 鳴き砂など広範囲にわたり, また遺跡や古文書から臼の歴史を探るなど, 筆者の間口の広さに驚く. 工業製品でも食品でも, 一旦「粉」を経由してから最終製品になるものが多く, そういう舞台裏が分かりやすく説明されており, 面白かった

感じたことを 2 つ. 1 つ目は, 石器から土器への移り変わりを加工の観点から考えると, 本書にも書いてあった通り, 引き算の加工から足し算の加工への変化と捉えることができる. 一方, 現代において, マシニングセンタに代表される加工機械の進化は, 「引き算の加工」を極限 (高速・高精度) まで突き詰めたものと考えられる. とすると, 石器から土器への移り変わりのアナロジーで, この次は「足し算の加工」の時代が来るのかな? プレスによる曲げや絞りなどの「±ゼロ」の加工の分野では, 従来よりも複雑な制御を可能にした装置ができつつあると聞くけれども…

もう 1 つ. 私は最近, 電動胡麻スリ機を入手した. 胡麻をするだけの単純な機械だが, 市販のスリ胡麻よりも美味しいスリ胡麻を作ることができる. すりたての風味などが残っているからだろう. しかしこの電動胡麻スリ機も, 筆者に言わせると単なるオモチャに過ぎないとのこと. 機械では目詰まりが起こらない程度の中途半端なスリ加減しかできず, 絵具用の乳鉢でするほうが美味しいらしい. 豆腐でも味噌でも, 昔は全てを家で作っていたが, 今では極端に言えば大きな装置で一極集中で作られている. 政治の世界で中央集権から地方分権への流れがあるように, 食品でも少し家庭の負担を増やすだけでぐんと美味しいものを口にできるという気付きが, 今後出てくるのかもしれない (今は食品安全の観点から, 家庭の負担が増えつつあるのかもしれないが)

筆者の web page の URL が変わっているようなので, 備忘のためにリンクしておこう

2009年4月25日土曜日

1 週間後のアボカド

アボカドを水につけて, 1 週間が経過した

水につかっている下半分にある割れ目に沿って, 白い筋が現れ, それが上半分に向かって延びつつある. 写真には写っていないが, 別の場所にもひび割れが生じたりしており, もう少しで中から芽が出てくるか? というところだと思う

来週には芽が出るか?

2009年4月22日水曜日

銀行の封筒を集める人

今朝の日経新聞の裏のところに, 銀行の封筒を集める人の文章が載っていた. ありふれたものでも, こうして楽しそうに集めてウンチクを語っているのを見ると, 何だか楽しいことに見えてくる

ちょっと似ているが, 最近, 私はホテルに泊まると, 部屋に置いてあるメモ用紙を数枚もらってくることにしている. これは, 仕事などで使うメモ用紙をわざわざ準備するのはもったいないからホテルからもらってきてしまえという貧乏人の考えに基づくものなのだが, 何種類か並べて見てみると, それぞれに個性があってなかなか面白い. このままコレクタになってしまおうか :-)

ゲゲゲの女房 on NHK

今日のニュースで, 来春の NHK の連続テレビ小説が「ゲゲゲの女房」になる, というのがあった. 水木しげるの奥さんの自伝をベースにしたドラマとのこと

興味はあるが, 見続ける根気に自信無し :-) 紙芝居やマンガを描く水木しげるの周りに, ひょこひょこ妖怪が現れるような絵面があれば, 楽しそうだなぁ〜

2009年4月20日月曜日

「モーターがわかる本」 (内田隆裕, オーム社) 読了

仕事でモータ屋さんと話をすることがあるのだが, 専門用語とかがちんぷんかんぷんなので, 図書館で目に留まった 1 冊を借りて読んでみた. モータの原理を説明するには高校物理の知識が必要なので, 易しく書いているつもりでもたまに高度な内容も混じっていた. ただ全部を理解できなくてもモータの雰囲気はよく分かったし, 多分, 内容的にはそれなりに網羅されていると思う. 始めの 1 歩としては適切な本だと思う

次は, もうちょい詳しく書いてある本で, 手元に置いて辞書的に使えるようなものを探したい

2009年4月19日日曜日

最近見てきたアニメ

4 月になって, 新しい TV アニメが始まった. 今季は気になったのが多かったのだが, 少し絞り込んでみたい

  • 獣の奏者エリン ; 4 月よりも前から始まっていた番組. 好評なのか, 夜に再放送がスタートした. 今後も継続して見ます
  • 東のエデン ; 1 回目は録画を失敗し, オープニングの歌しか見られなかった (;_;) 音楽が川井憲次で, 制作が プロダクション I.G なので, 見続けたいと思う. なお韓ドラの「エデンの東」と紛らわしい
  • 戦場のヴァルキュリア ; 3 回見たけど, ストーリィ面で強くひかれる点がない. でも, 横手美智子が絡んでいるので, もうしばらく見続けようかと思う
  • 亡念のザムド ; 最初に出てきたメカが, ナウシカとラピュタっぽかった. カリオストロの車のシーンに似たのもあった. 面白そうなんだけど, 話が非常に込み入っていそうなのと, 第 1 話で道を走るバスの描写がいまいちだったので, これはここまで

という感じです

ルイ・ヴィトンのオーダメイドで何作る?

昨晩の「世界ふしぎ発見!」で, ルイ・ヴィトンが取り上げられていたのだが, そこで, オーダメイドで作られた「キャビヤ用の鞄」が紹介されていた. キャビアの缶と数本のスプーンを入れるためのスペースが用意された, ルイ・ヴィトン製の鞄だ

それを見て思い付いたのだが, もし「ルイ・ヴィトンでオーダメイドで何でも作っていい」と言われたら, 何を作るのが面白いだろうか? 文庫本のカバーとか, 500ml ペットボトルを入れるものとかが思い付いたのだが, あまり面白くない

何が良いかな?

「エッジ (上)」 (鈴木光司, 角川) 読了

自分が生まれたときに母を失い, 17 歳のときに父が失踪した栗山冴子, 35 歳は, 雑誌からの依頼で一家 4 人失踪事件のルポを書く. それが TV 局の人の目に留まり, その失踪事件を取り扱った番組作成のメンバとなる. 番組製作のために冴子らはその家へ行くが, そこで不思議な体験をする. 次の失踪事件のルポを依頼された冴子は, TV 局のディレクタ, 人探し専門の探偵と, これまでの不可解な失踪事件を調べるうちに, それらに共通することに気付く

鈴木光司の長編だが今のところホラーではなく, 不可思議な失踪事件に共通することが提示されたり, 失踪のメカニズムが示唆されてはいるが, まだあっと驚くカラクリは提示されていない. 不可解な事件が起きてはいるが, 比較的淡々と物語が進んでいっている気がする

後半が楽しみです

アボカドの水栽培

アボカドの立派な種を見ていて, ふと水栽培でもしてみようかと思った. とりあえず種を水洗いして置いといたら, 種の表面に筋が入って「ここから割れて芽が出るのでは?」という雰囲気が出てきたので, 水に浸して置いてみた

いくつかの web pages (例えば Wikipedia のアボカドの項) によれば, 水に浸しておけば芽が出るということなので, 今後が楽しみだ

2009年4月13日月曜日

「エディプスの恋人」 (筒井康隆, 新潮文庫) 読了

私立高校の教務課に勤める七瀬は, 何らかの「意志」で守られている男子学生に出会う. 「彼」の謎を突き止めていくうちに, この世の現実性に不安を抱くようになってしまう. 意外なストーリィ展開に引き込まれ, 1 日で読み終えた (^^;

現実はどこまで現実なのか? 自分は自分の意志で生きているのか, そんなことを考えさせられるストーリィだった

「七瀬ふたたび」 (筒井康隆, 新潮文庫) 読了

お手伝いさんをやめた後のテレパス・七瀬の話. 行く先々で超能力者と出会い, 数々の困難を克服していくが, 最終的に, 超能力者を排除しようとする集団と対峙することになる. それぞれの超能力者が持つ苦悩が様々に描かれており, 興味深い

超能力者とはいえ弱点があり, 通常の人間との戦いが成立してしまうことに, SF とは言え驚いた. NHK のドラマは見るべきか? 川井憲次の音楽は聞くべきか?

2009年4月12日日曜日

価値を価格で測る

洗車後, 焼肉を食べに行った. 近所に 2 軒の焼肉屋があり, これまでずっと安い方の店に行っていたのだが, この店は数ヵ月前に潰れてしまったので, 今日は高い方の店へ

値段はざっと 1.5 倍以上だが, 高いだけあってお肉や料理はおいしかった. やはり, 高いだけのことはあったのだ

一方, 潰れてしまった方の店だが, 店名を変えて復活していることに今日気付いた. 居抜きで別の経営者が入ったのかどうかは分からないが, そのうち入ってくるだろう広告を楽しみにしている

車のタイヤ交換

車のタイヤを, スタッドレス→ノーマルへはきかえた. ついでに洗車して, ワックスかけ. いい感じに疲労困憊

2009年4月11日土曜日

「家族八景」 (筒井康隆, 新潮文庫) 読了

人の心を読むことができる若い女性・七瀬がお手伝いさんとしていろんな家庭へ行き, 家族の表と裏を見つめる話

後半, 七瀬は徐々に覚めた態度で他人の人生に関わるようになっていく. 私はその様子に少し恐れを感じたのだが, 私にもそういう能力があったらそうなるのだろうか? 私はこの作品が 1970 年代に発表されていたことに驚き, もっと早い時期に読みたかったと感じた. 筒井康隆の本も少しは読んだことがあったのだが, なぜかここには行きつかなかったのだ. このまま「七瀬ふたたび」に進みます

2009年4月8日水曜日

「複雑系を解く確率モデル」 (香取真理, ブルーバックス) 読了

磁気 (不対電子のスピン), 伝染病の広がり, 砂山のなだれなどを題材に, 確率モデルとそこから分かることについて説明した本. 筆者が統計物理の専門家ということで説明が詳しいけども, かえって私には分かりにくかった部分もあった. だが, 確率モデルや複雑系をざくっと把握するには適当な本だと思う

砂山崩しの BTW モデルが現実の砂山のなだれを表現できていないという矛盾に衝撃を受けつつ, 参考文献に面白そうな書籍が紹介されていたので, それで知識を増やしたい. 高校の数学で微分方程式は習うのに, 確率モデルを勉強しないというのは中途半端な気がした. 実は, 私もどこかで統計力学などを学んでいたのに, それを忘れているだけなのかもしれないけども (--;)

定額給付金の案内が届く

今日, 郵便受けに, 定額給付金の案内が届いていた. 振込先の銀行口座 etc を記入して返送すると, 私の住んでいる市の場合は来月くらいから振込がスタートする

早速記入して, 明日にでもポストに投函してこよう

まだ, 花粉か?

先週, 花粉症に一段落付いたかと思ったのだが, 今週はまた花粉症が復活した感じ. 以前ほどくしゃみが止まらないという状況ではないのだが, マスクを外すと花がムズムズするし, 喉も痛くなる

杉に加えて, 桧にも反応するようになってしまったのか? なんて話を会社でしたら, 「3 月のひどかった頃は, 杉 + 黄砂だったのでは?」という指摘を受けた

2009年4月5日日曜日

「私はあきらめない」 (ジョージ・アンダース, アーティストハウス) 読了

主に, フィオリーナが HP の CEO になってコンパックと合併する際の, 合併に反対するウォルター・ヒューレットとの委任状争奪戦を描いた本. 委任状争奪戦時のフィオリーナの立ち振る舞いはよく分かったのだが, 彼女の立身出世や考え方はよく分からず, そういう点では私にとってはいまいちだった

AT&T 時代に焦点を当てたほうが面白いと感じた

黒添池から高山製菓へ

昨日のこと. 春だし, 車でぶらっと黒添 (くろんど) 池へ. 桜でも咲いているかと思ったけど, それ以前に天気が悪く, 雨がどんどん強くなってきた. 駐車場があったけど, 料金表をチラッと見たら 800 円と書いてあったので, 途中で U ターンして引き返してしまった

帰りに, 高山製菓 の工場に立ち寄った. 雨にも関わらず多くの人が訪れ, 大きな袋を持って帰っていく. 私は小さな袋のお菓子を買って, 帰ってきた

青インク交換

MUJI のゲルインキボールペン (青) のインクを交換

前回の交換 が 2008 年 12 月 19 日で, そこから 4 か月弱が経過した. その前が約 3 か月で交換だったから, この季節はあまり書きものをしなかったということか?

2009年4月1日水曜日

「凡人として生きるということ」 (押井守, 幻冬舎新書)

押井が, 自分の経験を通じて体得した, 「自由」や「格差」といったことに対する考えをまとめた本. 自分の価値観に従って生きるということや, 社会や他人と関わって生きてこそ自由 (or 自在) なのだということが書かれており, 中身が濃い本だと思う

映画監督である押井は, 映画を通じて何かを表現しようとしている. そこから何を感じるか, そこから何を得られるかという点で, 彼の映画は我々に突き付けられた挑戦状なのである. 私のこの文章も, 彼の「本」という表現による挑戦状に対する回答のつもりなのだが, 拙いなぁ…

昨夏の「スカイ・クロラ」の DVD のレンタル & 販売が開始されている. 私は今一歩のところで, 再度見たいという欲と戦っているところである