2010年2月1日月曜日

「統計でウソをつく法」 (ダレル・ハフ, ブルーバックス) 読了

平均値の考え方や, グラフの見方など, 言われてみれば当り前なのだがうっかりしていると誤解してしまいがちな事柄が分かりやすく説明されている. 書かれている項目はそれほど多くないが, 実例を交えた説明は分かり易く, 理系的な私としては良い振り返りになったと思う

私はよく 楽天 で買い物をしているが, キャンペーンでポイントが 2 倍とか 5 倍になることがしばしばある. そして 1 つの買い物に対して複数の特典 (例えば 2 倍と 5 倍) が適用になった場合, ポイントは 2 × 5 = 10 倍になるかと思いきや, 実際は 6 倍にしかならない. 2 倍とはデフォルトの 1 + 追加の 1, 5 倍はデフォルトの 1 + 追加の 4 で, それらを合計するとデフォルトの 1 + 追加の 1 + 追加の 4 = 6 となるというわけだ. これは割合の基準の取り方が一般的な考えと違うために生じる思い違いであり, 本書にも同様の例が記載されていた. 楽天の場合は但し書きで正確に記述してあるのだろうと思うのだが, ぱっと眼に飛び込むのが 2 倍とか 5 倍という文字なので, 「この表記で良いのかな?」といつも思う

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