2009年7月26日日曜日

「フラクタル」 (高安秀樹, 朝倉書店) 読了

フラクタルのことを満遍なく解説した本. 出版年は古く, またレベルもそれなりに高いけど, フラクタルの勉強のスタートライン的な本だと思う

本書を読むことで, これまで私が得てきた断片的な知識の整理も少しできたし, また新たな情報 (しかも, たくさん) もあった. 特に株価の時間変化がべき分布になるということが, この頃から指摘されていたことに驚いた. 株価がべき分布であるということは, 正規分布という仮定から得られる平均や分散を定義できなくなるということだから, 投資の「リスク」の定義を見直す必要が出てくるはず (だよね?). 本家のマンデルブロや本書の著者から, 昨年, 経済学に関する本が出版されているが, もう少し注目されるべきではなかろうか, とか思った

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