2010年9月5日日曜日

「6 ステイン」 (福井晴敏, 講談社) 読了

緊迫感のある短編 6 つ. 福井晴敏の長編のエッセンスを, いろんな立場の人を 主人公にして物語にした感じ. 「畳算」の破れかぶれ感とか, 「920 を待ちながら」の ギリギリ感が良かった

特に規律が重視される自衛隊組織, 上からの命令に疑問などを挟まずに従うことを 求められる人々が, そうとは分かっていても押し殺し切れない自分と対峙し, ギリギリの ところで選択を迫られる緊張感. 物語の世界とは言え, 人間らしさとは何かと 考えてしまう

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