2010年9月12日日曜日

「やっちゃれ、やっちゃれ !」 (坂東眞砂子, 文藝春秋) 読了

住民投票の結果, 高知県が日本国から独立した. 世界的に認知してもらうために 諸外国を回って承認を集める一方, 日本国との物価の違いから日本国からの輸入品の 値段が上がり, 住民は不便な生活を強いられる. そんな中, ある事件が起こり, 独立の動きに変化が生じる

各世代で, 自分の信じる道を進む女性を描いた, 坂東らしい作品. ただし 舞台設定が現代なので, 高知県の独立という非現実的な話なのにもかかわらず, 非常にリアリティがあって面白かった. 女性に従属するものとして男性が描かれることが 多いが, そんな中で長谷と悠斗のやりとりが心に残った

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