2011年11月12日土曜日

「虐殺器官」 (伊藤計劃, 早川書房) 読了

アメリカ情報軍のシェパードは, 世界で起こる虐殺を止めるための活動をしていたが, それらの虐殺には常にアメリカ人のジョン・ポールが関与していた. シェパードは ジョン・ポールを追い, 虐殺を扇動する目的や方法を知るが…

虐殺を扇動するほうも, それを阻止するほうも, あるいは兵士に麻薬を打つことも, 兵士にカウンセリングをすることも, 結局のところ善悪というのは相対的ということなんだろうか? 虐殺の文法とか, 先天的にそれを受ける器官を持つという発想は面白かった. 絵的には非常に 残虐なのだが

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