2011年11月5日土曜日

「ローマ人の物語 <2> ローマは一日にして成らず <下>」 (塩野七生, 新潮文庫) 読了

貴族と平民の対立から, 国家を作り上げていくところまでの話. 個人の才能に過度に依存せず, 安定した国家を築くための様々な仕組みやインフラを作っていく姿が描かれている

この頃は, 政治≒国家の安定≒他国からの侵略を防ぐ, という図式が生々しい時代であり, 現代の (少なくとも日本の) 政治には欠落している重要な観点の 1 つを思い起こさせられる

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