2012年1月15日日曜日

「くちぬい」 (坂東眞砂子, 集英社) 読了

東京から高知に引っ越してきた夫婦は, その村に溶け込もうと努力をしたのだが, ふとしたきっかけから嫌がらせを受けるようになる. 人の意識も放射線も, 見えないから 怖い, そんなことを描いた話

そのきっかけは第 3 者から見れば些細なことなのだが, 当事者にとっては 大事なことだった. ただその当事者の考えも, 閉鎖的な社会の中で少しずつ 捻じ曲がっていってしまったというのが, 悲しいところである

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