2011年10月30日日曜日

「ローマ人の物語 <36, 37> 最後の努力 <中, 下>」 (塩野七生, 新潮文庫) 読了

ディオクレティアヌスが始めた四頭政は, 紆余曲折を経てコンスタンティヌスによる専制統治となる. そしてコンスタンティヌスは, キリスト教を利用して自分に正当性を与え, またローマを統治しようとする

ディオクレティアヌスによる分割統治はいいアイデアだったのだが, それを維持するのにコストが かかり過ぎる点と, やはり全土を 1 人で統治したい (特に正帝・副帝の正当性があやふやなときは) という 気持ちの結果, 長いこと続かなかった. 結局はしたたかなコンスタンティヌスがトップに立ったが, そこまで 考えてキリスト教を擁護したのは, すごい戦略家だと思う

コンスタンティヌスの戦略の帰結がどうなるか, 次へ進みます

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