2012年2月26日日曜日

「ローマ人の物語 <43> ローマ世界の終焉 <下>」(塩野七生, 新潮文庫) 読了

とうとう読了. 感想が 39 巻 から飛んでいるが, 40 巻から 43 巻までは一気に読んでしまい, 1 冊ずつのエピソードがごっちゃになって しまったので, 最終巻が終わったところでまとめて感想を書く

問題は, 国の状態と皇帝の地位が切り離されてしまい, 皇帝が責任を果たせなく (果たさなく) なった ことだと思う. たとえ蛮族の人間であっても, ローマを何とかしようと思い, 行動に移した人はいた. しかし そういう人をうまく働かせることができなかったから, ローマが終わってしまったのだと思う

筆者も書いていたが, 貨幣鋳造の技術も, ローマが終焉に近づくとどんどん劣化していった. こんなところからも, 国の力の変化が見てとれる

一旦, 最終巻まで行ったので, 最初から読み直すほうも徐々に続けていこうと思う

0 件のコメント: