2008年11月30日日曜日

「銃・病原菌・鉄 (下)」 (ジャレド・ダイヤモンド, 草思社) 読了

上巻に続き, 大陸によって人類の歴史が異なった原因を述べている. 下巻では, 言語と技術の進化に関する話と, 地域ごとの各論が説明されている. 上巻同様, 面白かった

「新しい技術が社会に受容される理由」として, 筆者が挙げていたのは (1) 既存技術と比べた経済性, (2) 社会的ステータス, (3) 既存義術との互換性, (4) 分かりやすいメリット, の 4 つである. 技術開発を生業としている私としては, 実体験として分かるような気がする

また早い段階で統一された中国が, ヨーロッパに先んじて大航海時代を迎えなかった理由も興味深かった. 広い意味で多様性が重要ということだろう

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