2011年10月23日日曜日

「獣の奏者 (4) 完結編」 (上橋菜穂子, 講談社) 読了

王獣を操れるエリンは, 王獣軍を作るという真王の意向には逆らえないと考え, 王獣を訓練していく中で王獣と闘蛇と人との関係を見極めようとする. そしてついに 他国からの侵略が始まり, 人の手で増やされた闘蛇軍とエリンの王獣軍が戦場に 投入される

自然のバランスを崩したことによって到達した帰結は圧倒的だった. その圧倒的な 体験から得られた知識を, 隠すか, それとも引き継ぐかで, エリンらしさが出たという 感じがした

あとがきに, 探求編 (3) と完結編 (4) が生まれたきっかけはアニメ化だったというような ことが書かれていた. 文章も, 視覚を強調するような説明が駆使されているように感じた

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