2008年10月19日日曜日

「Φは壊れたね」(森博嗣, 講談社ノベルス) 読了

密室で発見された奇妙な死体. この謎を, 萌絵ら大学生が解決する話. 話を読み終えて振り返ってみれば, そういう解しかないかな? というふうに感じた. でも一方で明らかにならない謎もあり, もやもやも残る. 学生たちの会話に懐かしさを感じるのは, それだけ自分が年を取ったということか?

「Φは壊れたね」というタイトル, 私は, 生きた人間のいない部屋を空集合 (Φ) とし, 鍵を開けて人間が入ってきたことを「Φは壊れた」と形容したのだと考えた. いかが?

0 件のコメント: