昆虫採集のために海岸へ訪れた男が, 村人に諮られて砂の穴の下にある家に入れられて, そこに住む女と一緒に, 村へなだれ込んで来る砂をかき出す仕事をさせられる. 穴は深く, 縄ばしごを外されたので, 男は外へ出られなくなるが, 何とか抵抗を試みる
砂の描写がリアルで, 砂があたかも意志をもった生物であるかのように感じられた. 私は昨年から粉の本を好んで読んでいるが, 砂好き・粉好きにお薦めの本である. そうじゃない人は, 砂や村人と闘う男の心境を味わってください
おたより, お待ちしています
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