高校の英語教師, 蓮実聖司は, 生徒からの人気も高く, また同僚の先生からも 信頼されている. しかし蓮実は, 自分の目的のためには何事も平然と行う人間であり, 高校を自分の王国とするためにあらゆることを行い, そして邪魔な者は排除していった
細かいストーリィは忘れてしまったが, 「黒い家」をさらに真っ黒にしたような 話だと思う. 「頭の良さ」や「冷徹さ」というのはどこにでもあり, それが共存する 人間もありふれていると思うけど, 一見ありふれた人間が突き進んでしまうあたりに 怖さを感じるのか?
上巻の後半では, 私の目から見れば実力行使が多くなりすぎて, つじつまを合わせるために 余計に残酷な方向に進んでいるように感じる. 下巻で, どのように話が収束するのかを 楽しみにしつつ, point of no return を越えていきます
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