2009年4月8日水曜日

「複雑系を解く確率モデル」 (香取真理, ブルーバックス) 読了

磁気 (不対電子のスピン), 伝染病の広がり, 砂山のなだれなどを題材に, 確率モデルとそこから分かることについて説明した本. 筆者が統計物理の専門家ということで説明が詳しいけども, かえって私には分かりにくかった部分もあった. だが, 確率モデルや複雑系をざくっと把握するには適当な本だと思う

砂山崩しの BTW モデルが現実の砂山のなだれを表現できていないという矛盾に衝撃を受けつつ, 参考文献に面白そうな書籍が紹介されていたので, それで知識を増やしたい. 高校の数学で微分方程式は習うのに, 確率モデルを勉強しないというのは中途半端な気がした. 実は, 私もどこかで統計力学などを学んでいたのに, それを忘れているだけなのかもしれないけども (--;)

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