2009年5月30日土曜日

「音楽は自由にする」 (坂本龍一, 新潮社) 読了

インタビューをベースに書かれた, 坂本龍一の半世紀. 彼がどのように音楽に接してきたか, 音楽をどう考えてきたかということがシンプルに書かれていて, 面白かった

彼は本書の中で, 自分は不遜な人間だと述べているけど, 自分の立場を客観的に捉えており, 人間関係についていつも注意を払っているように感じた. また芸大を出ていることから王道を歩んできた部分を強く自覚しているように感じたが, 高校までの歩みや大学以降の歩みには, 非常に独特だと思う

小学 5 年から作曲の勉強をしており, 音楽に対して分析的・解析的にアプローチしている (このあたりが「きちんと勉強してきた」現れなのか?). その考え方が巷で言うところの理系っぽくて, 私には頭に入りやすかった (実際に聞いてないから, 理解できてないと思うが). そんな観点を持ちながら, 一度, 彼の曲を聴いてみたい

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