オルゴールのミュージアム, ホール・オブ・ホールズ六甲 へ行ってきた. ネジと歯車で動き, 突起が片持ち梁を弾いて音を出すというメカメカした機構に漠然とした興味を持っていたのだが, 実際に見てみるとこれが思った以上に面白い
普通に「オルゴール」と言われて思い浮かべるオルゴールに加えて, 「自動演奏装置」と言うべき大型の装置が動体保存されていて, 制御理論が体系化される以前の「からくり」的な要素がふんだんに詰め込まれた機械が, これでもかというくらい展示されている. 下の写真は, バイオリンとピアノの自動演奏装置の, バイオリン部分の拡大. 弓の代わりに輪状の要素がバイオリンの外側をくるくる回って弦を擦り, また空圧で動く部品が弦を押さえて音程を作るという仕組みだ
普通に「オルゴール」と言われて思い浮かべるオルゴールも奥が深くて, いろいろと細かい工夫が凝らされているのが分かった. 普通の曲をオルゴール用に編曲し, さらに多用する音は同じ音に複数の片持ち梁を割り当てるとか, 片持ち梁がいつまでも振動していると音がにごるのでそれを止める工夫など, 本当にいろいろある
時間に余裕があるときにもう一度行って, 1 日中演奏を聞いていたいという気分にさせられた. 所蔵している装置の図録 & メカニズムの解説書があったら迷わず購入していたと思うが, それが無かったのが残念
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