2010 年の上半期が終わったところで 1 度振り返って いて, そこに付け加えることは余り無いのだが, それでも 2010 年のアニメを振り返ってみたい
【ノイタミナ】 「四畳半神話体系」, 「さらい屋五葉」, 「屍鬼」, 「海月姫」を 視聴. 7 月から半年続いた「屍鬼」は, 私が今年見たアニメのベスト. 小野不由美の原作の 良さがうまく動画にされており, 不安感を煽るサントラ音楽, アニメの雰囲気に乗っかった BUCK-TICK の主題歌など, トータルで良いアニメになったと思う
「四畳半神話体系」も, 原作のもつテンポの良さをうまくアニメ化していた. 最近, サントラ CD を聞いたが, 本編ではナレーションでほぼ完全に消されていた音楽も 独自の世界を持っていて, ストーリィと音楽の相乗効果がいい感じになったのだと思う
「海月姫」の原作は少女マンガであり, そのリテラシを持たない私は十分に 理解できていないかもしれないが, 普通のストーリィマンガのアニメ版として楽しめる. 私の中では割と早い段階でキャラクタの輪郭が掴め, その輪郭をわずかに越えていこうとする あたりに単純な笑いが潜んでいて, 楽しめた
【アニメノチカラ】 オリジナルの アニメを作るという高い志は評価するが, (予定通りか否かは分からないけど) 3 作で終わってしまい, 結果としては残念だった. 「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」, 「閃光のナイトレイド」, 「世紀末 オカルト学院」と 3 作全部を見たのだが, 共通して言えることはストーリィの起伏の イレギュラーさである. 全体の 3/4 くらいはほぼ平坦なストーリィだったが, 最後 1/4 で 異様に盛り上がる. 「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の最後 2 話で, それまで眠っていた兵器が 動き出すくだりなど, そこだけ切り取れば非常に面白いという話はあるのだが, 全体を 通じでそれを維持できなかったところが惜しいところ. 原作が無いということは, それだけに人を惹きつける何かが必要で, それの筆頭はストーリィ (内容そのものと, その 見せ方) であると思うのだが,そこが力不足だと感じた
2011 年も ノイタミナ が頑張ってくれることは デフォルトとして, それ以外のアニメがどう出てくるか, あるいは私がこれまで タイトルや絵柄だけで篩から落としていたようなアニメをどうすくい上げるか, そのあたりがポイントになると思っている
0 件のコメント:
コメントを投稿