2011年1月16日日曜日

合理と不合理

不合理な行動って, 案外と多いものだと思う

卓球の話になるが, プレー中に汗を拭くために, タオルを卓球台の下に掛けておく ことが多い. 掛ける場所の可能性としては手前, 右側面, 左側面の 3 パターンがある のだが, 手前は足を踏み込むスペースが確保されている分だけ掛けられる横棒が奥のほうにあり, 掛けにくい. そこで実質的には右側面か左側面となる

私はいつの頃からか, この「タオルを掛ける場所」で縁起を担ぐようになった. 前のセットで勝てば前と同じ側にタオルを掛け, 前のセットで負ければ違う側に タオルを掛けるようにしていた

ただ, 経験上, このジンクスがあまり当たらない (当然だ). なので, 前々回の卓球の試合から, タオルの置き場を左側に固定してしまった. 左側に固定した理由は簡単で, ラケットを右手で持っているので, タオルを持つのは 必然的に左手になるからだ

タオルを左側に置き, 左手でタオルを取って, 汗を拭く. やってみると, 非常に 合理的で, 動作もスムーズである. 根拠の無い縁起を担ぐより, 合理的に動くほうが ストレスが無くて良い. そんなことを感じた

卓球ついでにもう 1 つ. 私は普段はほとんど卓球の練習をしていないので, 仮に 試合となっても大胆に動けず, 守りに入る. 勝ちに行くというよりも, 相手のミスを待つ 感じになる. しかし昨日は, 第 1 試合目が, 仮に負けても後々の影響が小さい試合だったので, 試しに積極的に攻撃を仕掛けてみた

練習不足なので, 攻撃が決まる確率は非常に低い. しかしながら気付いたことは, こちらが攻撃の姿勢を見せることで, 相手の動きが変わったことだ. こちらが 守りに入ると, 相手は, 私の攻撃の可能性を気にせず, 自分の攻撃に集中することが できた. しかし私が攻撃の姿勢を見せることで, それが僅かかもしれないけど相手への プレッシャとなり, 同じ相手の攻撃であっても「伸び伸びとした攻撃」ではなく「慎重な 攻撃」に変化したように感じた

自分の変化は, 単に自分が変化するだけではなく, 相手にも変化を強いる. その結果, 場の平衡状態は違うところへ移動する. 自分の攻撃で得点できなくても, 場の平衡状態が 自分に有利なところへ移動する可能性がある. 場は動的に変化することを頭に入れておく 必要性を, 体感した

ちなみに昨日の卓球は, レベルが均衡している相手にはうまいこと勝つことができて 良かった. ただ守りに入る癖が身に付いてしまい, ラリー中に自分の攻撃のパターンに うまいこと持っていけない気がする

今後は, 攻撃のパターンを, 体で思い出すようにしなければ

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