2008年7月5日土曜日

「精霊の守り人」 (上橋菜穂子, 新潮文庫) 読了

その国の第 2 皇子に, 精霊の卵が産み付けられる. 国王一族の威厳を保つため, 第 2 皇子の暗殺が謀られるが, それに気付いた皇子の母が, 女用心棒に皇子を逃がすように依頼. 女用心棒とその仲間は皇子を助けるため, 精霊の卵の秘密を探りつつ旅をする

作者が学者さんのせいか, 世界観や因果が緻密で無駄がなく, すっきりした話である. また女用心棒と追っ手の戦い, 第 2 皇子を守る者たちと精霊との戦いなど, スピード感のある描写が気持ちいい

「守り人」シリーズはストーリィとしては既に完結しており, 本書はその文庫化の第 1 段. 続編の「闇の守り人」, 「夢の守り人」は文庫化されており, 早く読んでみたい

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