2008年7月19日土曜日

「いちばん効率的に仕事を進める! 技術」(松本幸夫, すばる舎) 読了

仕事を効率的に進めるための, 基本的な考え方, 行動の仕方, ノウハウを解説した本. 真新しいことはそれほど書かれていないけど, 筆者自身の日々の仕事から得られた考え方やノウハウが書かれており, 自分の行動と比較することで何をどうすれば良いのかは分かりやすい

一番興味深かったのは, 「時間でカバーするという発想をやめる」という考え方. 本書は, この考え方が根底にある. 時間内で終わらせるためにやり方を工夫し, 効率の良いやり方を考える. そのためには適切なスケジュール管理をして, Plan Do See Check のサイクルを回す. 言われてみると当り前かもしれないけど, 「時間でカバーするという発想をやめる」というのは斬新な考え方のような気がした

もう 1 つ私の気を引いたのは, スケジュール管理の方法. 筆者は (1) 仕事ごとの大計画を作る, (2) それをもとに, 全部の仕事を見通せる 1 〜 2 か月のスケジュールを立てる, (3) 週次の計画に落し込み, さらに日々の仕事の時間配分を決める, という方法を推奨している. 私の場合, (1) を作り, (2) で 1 か月のスケジュールを立てているのだが, 1 か月の計画ではその先を読みにくいような気がしていた. 2 か月分を考え, その前半 1 か月を実行していくことで, 先を意識しつつ今の仕事に取り組めるような気がする (このことは, 野口悠紀雄が 3 か月のスケジュールを立てることにも通じている). また (3) では私の場合, 他人との都合で固定された予定 (会議など) 以外は, その日のタスクを好き勝手にこなしていくという方法を採っている. これのデメリットは各タスクの所要時間が読めないことである. このレベルでも Plan Do See Check のサイクルを回してみたい

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