暴風雨の夜, 高層マンションで一家 4 人が殺される事件が起こる. その事件を巡る, いろいろな家族の物語. 宮部らしく 1 人 1 人が丁寧に描かれており, 人間関係について少し考えさせられた
ハードカバーで出たときは分厚い本だったはずなので, よく文庫本に収まったなぁと思いながら手に取ったら, 最近稀に見る小さな字 & 字の密度だった. 家族とはいえ別々の人間であり, 思いやりもあれば思い違いもあるし, 理由のない優しさもあれば謂れのない憎さもある. そんなことを開陳した小説, という感じだった
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