2008年9月7日日曜日

「夢の守り人」 (上橋菜穂子, 新潮文庫) 読了

新ヨゴ皇国で, 眠ったまま目を覚まさなくなる人がぽつぽつと現れる. タンダはそれを「魂抜け」と考える. 「魂抜け」は直接人体に影響を及ぼすものではないが, 食事をとらずに眠りつづけると衰弱死してしまう恐れがある. タンダはトロガイ氏の意に反して「魂呼ばい」をするが, 夢の世界の <花> に囚われてしまう

タンダとトロガイが主人公の話で, トロガイの過去が語られたり, タンダの行動を通じてタンダの考えが何となく分かってくる. と同時に, <花> に囚われたタンダを助けるためのバルサの必死さも伝わってきて, 良い話だった

次の「虚空の守り人」も入手済なので, 先に進みます

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