2009年3月27日金曜日

「つながりの科学 - パーコレーション」 (小田垣孝, 裳華房) 読了

パーコレーションに関して, 身近な話題から少々理屈的な話まで取り上げた本. パーコレーションという考えを使って, 何ができるか? ということがよく分かる. 入門として良い本だと思う

1 番興味深かったのは, 3 次元の臨界浸透体積分率が 16% であるということ. 無限に広い空間ならば, 空間の 16% を占めるだけの体積があれば, それは空間全体に広がれる. このことは, 本にも書いてあるが, 複数種の物質が共存して空間全体に広がれるということだ. 例えばシャチハタの判子は, インクを通す空気穴とゴムの両方が空間全体に広がっている必要があるが, 空気穴は最低限 16% あれば良いということが分かる

この事実は, いろいろと応用できるような気がする. もう少し勉強してみます

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