ホワイトカラーを活性化させるには, どうすれば良いのかを説いた本. リーダーシップやグローバル環境でのマネジメントについて筆者の思いが描かれており, 15 年前の本ではあるが現在でも十分通用する. 最近の小綺麗なビジネス書と比べるとまとまりに欠けるか? という気もしたが, いろいろと参考になった
私はほんの一時期, 外国人と一緒に仕事をしたことがある. 日本人同士なら言葉にしなくても何となく通じる部分もいちいち説明しなければならないし, 正直, 面倒だなぁと思った. でも外国人と仕事をすることで新たな発見もあり, それは「面倒なこと」をしないと得られないものだったのだろう. 日本人同士で仕事をしていてもいろいろな考え方を持っている人がいて, そういった異質な人々とのぶつかり合いの中から新しい物が出てくる. ただ日本人同士だとぶつかり合う一歩手前で引いてしまうことが多いので, いかにぶつかり合うかというのがポイントか?
「組織は基本的にピラミッド型. 管理職が多いと指揮系統が乱れる」「個性的な人間でありつづけるなら, 短所欠点は直すな」「対等なディスカッションパートナーを持つ」など, 示唆に富むコメントが多かった. これは, 15 年間, 日本社会 (or うちの会社) が変わっていないことの裏返しか?
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